QuickTime PlayerがHigh Sierra/iOS 11でネイティブサポートされた「HEVC」の書出しに対応しています。詳細は以下から。
AppleはWWDC 2017での発表通りmacOS 10.13 High SierraおよびiOS 11でH.265として知られる動画フォーマット「HEVC(High Efficiency Video Coding)」をネイティブサポートしましたが、本日リリースされたHigh SierraではmacOSデフォルトの動画プレイヤー「QuickTime Player」がHEVCでの動画の書出しに対応しています。
HEVC書出しに対応しているのはFullHD(1080p)以上の動画で、QuickTime Playerメニューの[ファイル] → [書き出す] → 1080p以上を選択するとオプションとして[HEVCを使用]が現れますが、
HEVC | iOSデバイス | Mac |
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Decode Support | ||
8-bit Hardware Decode | A9チップを搭載した iOSデバイス |
Intelの第6世代Coreプロセッサ 「Skylake」搭載のMac |
10-bit Hardware Decode | A9チップを搭載した iOSデバイス |
Intelの第7世代Coreプロセッサ 「Kaby Lake」搭載のMac |
8-bit Software Decode | 全てのiOSデバイス | 全てのMac |
10-bit Software Decode | 全てのiOSデバイス | 全てのMac |
Encode Support | ||
8-bit Hardware Encode | A10 Fusionチップを搭載した iOSデバイス |
Intelの第6世代Coreプロセッサ 「Skylake」搭載のMac |
10-bit Software Encode | – | 全てのMac |
Capture Support | ||
8-bit Hardware Encode | A10 Fusionチップを搭載した iOSデバイス |
– |
WWDC 2017のセッション503″Introducing HEIF and HEVC“でも説明されていた通り、HEVCのエンコードはハードウェア要件があり、Macの場合Intelの第6世代Coreプロセッサ「Skylake」を搭載したMac以上でなければそれなりの時間を要します。
Skylake搭載のMac
- iMac (Retina 5K, Late 2015) *4KはBroadwell
- MacBook Pro (Late 2016) *Touch Bar非搭載モデルもサポート
- MacBook (Early 2016)
Kaby Lake搭載のMac
- iMacs (2017) *21.5-inch 非Retina/Retina 4Kもサポート
- MacBook Pro (2017)
- MacBook (2017)
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