Apple、macOS 10.14 Mojaveでアピアランスを暗くし、気を散らす要素を軽減できるスクリーン機能「ダークモード」をサポート。

macOS 10.14 Mojave
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 AppleはmacOS 10.14 Mojaveでアピアランスを暗くし、気を散らす要素のないスクリーン機能「ダークモード」をサポートしています。詳細は以下から。

Mojave搭載のiMac Pro

 Appleは日本時間2018年09月25日にリリースしたmacOS 10.14 Mojaveでシステム全体のアピアランスを暗くし、気を散らす要素を軽減させコンテンツに集中(content-focused)できるスクリーン機能「ダークモード」を搭載したと発表しています。

Introducing Dark Mode

一番大事な仕事を、一番に。
ダークモードは、あなたが作業に集中できるようにサポートする、ドラマチックな新しい表示方法です。ツールバーとメニューが背景に溶け込み、あなたのコンテンツの繊細なカラーと細部がスクリーンの主役として映し出されます。あらゆる面で目に優しく、気を散らす要素のないこの美しい作業環境は、「システム環境設定」の「一般」パネルでダークモードをオンにするだけで用意できます。ダークモードはMacに標準で搭載されている内蔵アプリケーションに対応し、他社製アプリケーションを対応させることもできます。

macOS 10.14 Mojaveのプレビューより

 ダークモードは単にライトモードと逆のインターフェイスやアピアランスを暗くしているわけではなく、背景の色(壁紙)とシステム・ウィンドウを調和させるため、背景色の平均値を用いてウィンドウの色を決定するように開発されており、

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標準のAppKitのカラーを使用し、macOS Mojave SDKで再構築されたmacOSアプリケーションは、ユーザーが設定で有効にしている場合、自動的にダークモードで表示されますが、Appleは開発者に対しダークモードに対する記載を追加したHuman Interface Guidelinesを公開し対応を求めています。

ダークモードの使い方

 ダークモードの使い方は、macOSのシステム環境設定アプリから[一般] → [外観モード]で「ダーク」を選択するだけで、Appleはダークモードの導入に合わせてブルー/パープル/ピンク/レッド/オレンジ/イエロー/グリーン/グラファイトの8種類のアクセントカラーを追加しており、

High Sierraまでのアクセントカラー(旧アピアランス)はブルーとグラファイトの2種類でしたが、Mojaveでは新たにこれら8種類のアクセントカラーをボタンやメニュー、ウィンドウに適用できます。

強調表示色もアクセントカラーに連動して変更されます。

Finder

 AppleがWWDC 2018のセッションでもダークモード対応化の例として取り上げたFinderはツールバーのグリフなどもAppleのHuman Interface Guidelinesに合わせて最適化されており、Dockに表示されているフォルダーアイコンとゴミ箱アイコンにもダークモード版が用意されている他、

サイドバーやアイコンに表示され「タグ」機能のタグカラーもダークモードで映えるように調整されています。

地図

 地図アプリのダークモードは夜の世界を写したようになっており、マップと交通機関表示時にダークモードのアピアランスが適用されます。

Mail

 メールアプリでは受信メールにはダークモードは適用されないものの、サイドバーや新規メール作成画面などにダークモードが適用されています。

写真アプリ

 写真アプリではダークモードを適用することでApertureのようなギャラリー画面になり写真が際立って見えます。また、編集ウィンドウはこれまで通り背景が黒いのでライトモードに変えても変更ありません。

iTunes

 MojaveのiTunesはダークモードを適用するとサイドバーだけでなくライブラリやストアにも暗いアピアランスが適用され、写真アプリのようにミュージックのカバーが際立って見えます。

 この他、Appleはカレンダーや連絡先、Safari、Xcode、プレビュー、メッセージアプリ、システム環境設定などほぼ全てのApple製アプリをダークモードに対応させているので、Mojaveにアップグレードされた方はチェックしてみてください。

おまけ

 macOS 10.14 Mojaveでは新機能のダークモードに注目が集まりがちですが、Mojaveではもう1つフォントのアンチエイリアス処理が変更されているので、非Retinaディスプレイを搭載または利用したMacを利用されている方は、その異差の方が気になるかもしれません。

macOS 10.14 Mojaveで廃止されたカラーフリンジ

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おまけ2

 また、Appleはダークモードの導入に合わせて、ユーザーがウィンドウエリアを認識しやすいように広域を覆う”Diffused Shadow”とウィンドウの縁を覆う”Rim Shadow”の2つをアップデートしたそうです。

macOS 10.14 MojaveダークモードのRim Shadow

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