macOS 10.14 Mojaveで32-bitアプリを起動すると30日に1回「このアプリはこのMac用に最適化されていません」という警告が出る仕様になっています。詳細は以下から。
Appleは2017年06月に行われたWWDC 2017でiOS同様、次期macOSで32-bitアプリのサポートを終了すると発表し、2018年06月に行われたWWDC 2018でそのデッドラインを次期macOS (10.15?)にすると発表しました。
これに伴い、Appleは2017年04月にリリースした「macOS 10.13 High Sierra」で32-bitアプリを起動すると1度だけ以下のような警告を表示する機能を追加しましたが、2018年09月にリリースされた「macOS 10.14 Mojave」では、この警告が30日に1回表示されるようにアップデートされています。
“Adobe Application Manager Utilities”はこのMac用に最適化されていないため、アップデートが必要です。
このソフトウェアは、将来のmacOSのバージョンでは動作しない可能性があります。互換性を改善するためにアップデートが必要です。開発元に詳しい情報をお問い合わせください。
この警告が表示されても[OK]ボタンをクリックすれば通常通り起動&利用できますが、上記の通りこれはmacOS Mojaveまでで、AppleはmacOS 10.14 Mojaveアップグレード後に起動したアプリで、32-bitバイナリやフレームワークが利用されているアプリを確認できるよう、システム情報アプリに[レガシーソフトウェア]という項目を追加しているので、Mojaveへアップグレードされた方はチェックしてみてください。
32-bitアプリ終了へのタイムライン
- 2017年09月25日
▶ 32-bitアプリをフルサポートするmacOS「macOS 10.13 High Sierra」をリリース。 - 2018年01月
▶ Mac App Storeで公開する新しいアプリは64-bit化が必須に。 - 2018年04月
▶ macOS 10.13.4 High Sierraで32-bitにアプリ起動時に警告を表示。 - 2018年06月
▶ Mac App Storeに存在&アップデートするアプリに64-bit化を必須に。 - 2018年06月
▶ macOS 10.14 Mojaveが32-bitアプリをサポートする最後のmacOSになると発表。 - 2018年09月
▶ macOS 10.14 Mojaveをリリース。レガシーソフトウェア確認機能を追加し、32-bitアプリは30日間毎に「このMac用に最適化されていません」という警告を出す仕様に。 - 2019年秋(?)
▶ macOS 10.15(?)で32-bitアプリとフレームワークのサポートを終了へ。
おまけ
macOS 10.14 MojaveでもAdobe CS系のアプリは起動しますが、上記の”Adobe Application Manager Utilities”を含め、インストーラーやServiceManagerなど多くのアプリやフレームワークが32-bitのままで、CS6でも既にmacOS 10.12 Sierraでサポートを終了したと発表しているので、ユーザーの方はCCへのアップデートか代替アプリを検討したほうがいいと思います。
64-bitテストモード
また、macOS 10.14 MojaveではmacOS 10.13.4 High Sierraに引き続き、32-bitアプリやフレームワークの起動を完全に無効化する「64-bitテストモード」が利用可能です。
コメント
うぜっ
困っていたので参考になりました。
貴重な記事です!ありがとうございます。
参考になりました。ありがとうございます!