OpenAIが最新のAIモデル「GPT-5」をレガシーな「GPT-4o」のように、会話に温かみとフレンドリーさを感じられるように調整したそうです。詳細は以下から。
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米OpenAIは現地時間2025年08月07日、2024年05月から提供してきたAIモデル「GPT-4o」よりSTEMやコーディング、デザイン、ヘルスケアなど多くの専門分野で、よりスマートで実用的な博士号レベルの回答を提供できるAIモデル「GPT-5」を発表&ロールアウトを開始しましたが、
このGPT-5はGPT-4oより専門的な回答や深い議論が可能なものの、GPT-4oと比較すると温かみやフレンドリーサーにかけるというユーザーからのフィードバックを受けて有料ユーザー向けに「GPT-4o」やその他のレガシーモデルを復活させていました。

GPT-5ロールアウト後に復活したGPT-4oやレガシーモデル
より温かみがありフレンドリーになったGPT-5
さらにOpenAIは現地時間2025年08月15日、上記のような事態に対し、これまでGTP-5は控えめでプロフェッショナルすぎるというユーザーからのフィードバックをうけ、GPT-5を(GPT-4oのような)より温かみがあり、フレンドリーになるようにアップデート/調整しているそうです。

We’re making GPT-5’s default personality warmer and more familiar. This is in response to user feedback that the initial version of GPT-5 came across as too reserved and professional. The differences in personality should feel subtle but create a noticeably more approachable ChatGPT experience.
ChatGPT — Release Notes
今回のアップデートでは、GPT-5が「良い質問(Good question)」や「いいスタートですね(Great start)」など、お世辞でない自然な温かみを持つようになったそうで、加えて、この様なアップデート後にGPTがユーザーに過度にお世辞的になる「Sycophancy (過度なお世辞や媚びへつらい)」問題が起きることがありますが、OpenAIの社内テストではアップデートされたGPT-5では、その様な問題は確認されていないそうです。

フレンドリーになったGPT-5
温かみやフレンドリーさを持つGPT-5は明日までに順次ロールアウトされるそうで、OpenAIのSam Altman CEOは今回の改善により、多くのユーザーが新しいGPT-5を気に入るとコメントする一方、真の解決はユーザーがChatGPTの会話のスタイルをより自由にカスタマイズできるようにすることで、OpenAIはそれに取り組んでいるともコメントしています。
Most users should like GPT-5 better soon; the change is rolling out over the next day.
The real solution here remains letting users customize ChatGPT's style much more. We are working that! https://t.co/RfiYJ8AkEO
— Sam Altman (@sama) August 15, 2025
Most users should like GPT-5 better soon; the change is rolling out over the next day.The real solution here remains letting users customize ChatGPT’s style much more. We are working that!
Xより


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