OpenAI、「ChatGPT for macOS/iOS,Web」などでGPT‑4の提供を終了。GPT-4oは先週リリースされたユーザーに対し過度にお世辞的になるバージョンをロールバック。

Goodbye GPT-4 ChatGPT&AI
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 OpenAIが「ChatGPT for macOS/iOS,Web」などでGPT‑4の提供を終了しています。詳細は以下から。

ChatGPT for Mac

 米OpenAIは2025年04月10日、現在macOSやiOSアプリおよびWeb版のChatGPTで提供している「GPT-4」モデルを現地時間04月30日をもって提供を終了し、GPT-4oへ完全に移行すると発表しましたが、本日、その発表通り各クライアントからGPT-4モデルが選択できなくなっています。

2025年05月01日と04月10日のChatGPT for macOS

2025年05月01日と04月10日のChatGPT for macOS

 また、OpenAIはGPT-4の後を担うGPT-4oに対し、04月25日にユーザーデータのメモリー保存のタイミングの最適化や、科学, 技術, 工学, 数学分野(STEM)での問題解決能力の向上、ユーザーとのチャットをより生産的な方向へ導くための調整を含んだアップデートをロールアウトしましたが、

ChatGPT — Release Notes

翌週の04月29日には、このロールアウトでGPT-4oがユーザーに対し過度に賛同的、お世辞的になってしまう「Sycophantic (媚びへつらう)」問題が確認され、ユーザーに違和感や不快感、誤解を与え信頼を損なう可能性があるとして、Sam Altman CEOは、このアップデートのロールバックを開始し、同時にモデルの再調整を講じていると発表しているので、ここ数日の間でGPT-4oの返答が変化している可能性があります。

OpenAIは今後、ChatGPTのデフォルトの振る舞いに対し、ユーザーがフィードバックできる方法を模索しているそうです。

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