Macのターミナルアプリに付いてコマンドの使い方を表示してくれるAIアシスタント「ShellMate」がリリースされています。詳細は以下から。
Macでターミナルアプリを利用する際、コマンドのオプションや引数の使い方を忘れ、調べる場合がありますが、そのような場合にターミナルアプリからOpenAIにコマンドの使い方やエラー処理を質問できるMacアプリ「ShellMate」が新たにリリースされています。
With ShellMate as your companion, you’ll never leave your terminal. Use the sm shortcut to ask questions and insert AI-generated suggestions straight into your active console.
An open-source command-line productivity tool powered by OpenAI – ShellMate
ShellMateはDropbox社でシニアプロダクトディレクターを務めるSam Odioさんが公開したターミナル用AIアシスタントで、アプリをインストールし、設定アプリからアクセシビリティの許可を与えると、ターミナルから”sm”コマンドでShellMateへコマンドの使い方やエラーの対処方法などを質問することが出来ます。
ShellMateはOpenAIのAPIを利用しており、ユーザー個人のAPIキーを設定することも可能で、ShellMateが提案してきたコマンドは、その横に記載されている”sm X.X”というコマンドを入力するとターミナルに反映されるようになっています。
ShellMateのシステム要件はmacOS 14 Sonoma以降のIntel/Apple Silicon Macで、ダウンロードするにはメーリングリスト登録が必要ですが、アプリはオープンソース(MIT)で開発されているので、興味のある方はチェックしてみてください。
おまけ
ちなみに、George NachmanさんがGoogleのエンジニア時代に勤務時間の20%を個人のプロジェクトに割り当てる20% Project/Ruleを利用し開発したMac用ターミナルエミュレータ「iTerm2」も05月にリリースされたiTerm2 v3.5からOpenAIのAPIキーを利用したAIアシスタント機能を搭載しています。
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