Appleが計算機アプリの機能を強化しゼロデイ脆弱性と不具合を修正した「macOS 15.3 Sequoia (24D60)」を正式にリリースしています。詳細は以下から。
Appleは現地時間2025年01月27日、昨年12月からBeta版を公開し開発を進めていた「macOS 15.3 Sequoia (24D60)」を正式にリリースしています。
このアップデートには、以下のMac用の機能強化、バグ修正、およびセキュリティアップデートが含まれています:
リリースノートより抜粋
macOS 15.3では、iOS 18.3と同様にmacOS 15 Sequoiaでアップデートされた「計算機」アプリの機能が強化され、等号(=)ボタンを計算後にタップすると、その計算の最後に利用した演算を繰り返す機能が復活しています。
また、日本語のリリースノートには記載されていませんが、macOS 15.3 SequoiaやiOS/iPadOS 18.3ではAppleのパーソナルAI「Apple Intelligence」を利用した通知の要約がロック画面から簡単に設定できるようになり、要約された通知と他の通知を区別しやすくなっています。
macOS 15.3ではこの他、CVEベースで61件の脆弱性が修正され、うちの1つ(CVE-2025-24085)は、CoreMediaの不具合を利用し悪意のアプリが権限を昇格できてしまう可能性がある脆弱性で、Appleはこの脆弱性がiOS 17.2以前のiPhone(Macは不明)で広く悪用されていることを認識しているそうなので、ユーザーの方は時間を見つけてアップデートすることをオススメします。
macOS 15.3のリリースノート
このアップデートには、以下のMac用の機能強化、バグ修正、およびセキュリティアップデートが含まれています:
- Genmoji creation in Messages and other apps
- “計算機”で、等号をもう一度クリックすると、最後の数式の演算を繰り返すことができます
- Easily manage settings for notification summaries from the Lock Screen (Mac with Apple silicon)
- Updated style for summarized notifications better distinguishes them from other notifications by using italicized text as well as the glyph (Mac with Apple silicon)
- Notification summaries for News & Entertainment apps are temporarily unavailable, and users who opt-in will see them again when the feature becomes available (Mac with Apple silicon)
- Apple security releases – Apple
- What’s new in the updates for macOS Sequoia – Apple Support
コメント
計算機のMac版は履歴を消去できないのはそのままか
iOS版は消去ボタンがあるのに