Appleがゼロデイ脆弱性や複数の不具合を修正した「iOS/iPadOS 18.3 (22D633)」を正式にリリースしています。詳細は以下から。
Appleは現地時間2025年01月27日、昨年12月からBeta版を公開し開発を進めていた「iOS 18.3 (22D63)」と「iPadOS 18.3 (22D63)」を正式にリリースしたと発表しています。
このアップデートには、iPhone/iPad用の機能強化、バグ修正、およびセキュリティアップデートが含まれています。
リリースノートより抜粋
iOS/iPadOS 18.3では、現在日本/日本語はサポートされていないAppleのパーソナルAIアシスタント「Apple Intelligence」を利用した通知の要約機能のOFF設定などが追加され、さらにiOS/iPadOS 18でアップデートされた「計算機」アプリで、等号(=)ボタンを計算後にタップすると、その計算の最後に利用した演算を繰り返す機能が復活しています。
2×2=の計算
また、Appleが公開したリリースノートによると、iOS/iPadOS 18.3ではCVEベースで29件の脆弱性が修正され、そのうちの1つ(CVE-2025-24085)は、CoreMediaの不具合を利用し悪意のアプリが権限を昇格できてしまう可能性がある脆弱性で、Appleはこの脆弱性がiOS 17.2以前のiPhone/iPadで悪用されていることを認識しているそうなので、ユーザーの方は時間を見つけてアップデートすることをオススメします。
iOS/iPadOS 18.3のリリースノート
このアップデートには、以下の機能強化とバグ修正が含まれます:
- “計算機”で、等号をもう一度タップすると、最後の数式の演算を繰り返すことができます
- タイプ入力によるSiriへのリクエストを開始するとキーボードが表示されなくなることがある問題を修正
- Apple Musicを終了したあとも曲が終わるまでオーディオ再生が続く問題を解決 (iOS 18.3のみ)
一部の機能は、地域やAppleデバイスによっては使用できません。Appleソフトウェアアップデートのセキュリティコンテンツについては、以下をご覧ください:
- Apple security releases – Apple
- About iOS 18 Updates – Apple Support
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