GPG Tools、macOS 15 Sequoiaをサポートした「GPG Mail」のBeta版を公開。拡張機能がメールアプリとの接続を失うとUIが更新されなくなりメッセージが暗号化されずプレーンテキストで送信されるなどの既知の不具合があるので注意を。

GPG Tools for macOS 15 Sequoia macOS 15 Sequoia
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 GPG ToolsがmacOS 15 Sequoiaをサポートした「GPG Mail」プラグインのBeta版を公開しています。詳細は以下から。

GPG Suite GPGTools

 AppleのメールアプリでOpenPGPによる暗号化を可能にするプラグイン「GPG Mail (GPG Suite)」を開発するGPG Toolsコミュニティは現地時間2024年09月16日、macOS 15 Sequoiaを含むmacOS 14 Sonoma以降のmacOSに対応した「GPG Mail v8.0」のBeta版を公開するとともに、現在のBeta版では以下のような不具合が確認されていると発表しています。

Our current beta of GPG Mail supports macOS Sonoma as well as macOS Sequoia.GPG Mail for macOS Sonoma and later is now a Mail Extension based on Apple’s official API to enhance macOS Mail.If you plan to use GPG Mail for macOS Sonoma or later in production, please make sure to have a look at the list of Known Issues below.

GPG Mail as Mail Extension – GPG Tool

 Appleは昨年リリースされたmacOS 14 Sonomaで20年間利用してきたレガシィなApple Mail pluginsを廃止し、その代わりに、Mac App Storeを通しての配布も可能なAppleのメールアプリ用の拡張機能を開発できる「MailKit」フレームワークを発表しており、GPG MailもこのMailKitで開発した拡張機能を公開していますが、

Build Mail app extensions
より

WWDC21:Build Mail app extensionsより

GPG Toolによると、メールアプリ用拡張機能のGPG Mail v8では、拡張機能がクラッシュするなど理由でメールアプリとの接続を失うとメール作成ウィンドウで暗号化と署名ボタンのUIが更新/反映されず、暗号化されるはずのメッセージがプレーンテキストのまま送信される問題と、

GPG Mail

昨年からAppleに改善を求めているメール作成ウィンドウの署名と暗号化ボタンのデフォルト設定、ユーザーがプレーンテキストでメッセージを返信した場合の警告表示などが引き続き利用できないそうなので、GPG Mailやメールアプリの拡張機能を利用されている方は注意してください。

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