macOS 15 SequoiaやiOS 18/iPadOS 18では、オンデマンド機能がデフォルトなもののiCloudからダウンロードしたファイルをデバイス上に保持しておくことも可能になっています。詳細は以下から。
Appleは2022年03月にリリースした「macOS 12.3 Monterey」から、DropboxやOneDriveなどのクラウドストレージサービスをmacOSのシステム(Finderやファイルブラウザ)と統合させるため「File Providerフレームワーク」の提供を開始し、このフレームワークを利用したクラウドストレージサービスのクライアントは、
各クラウドストレージサービス上にあるファイルはFinderに表示されるものの、Macのストレージ容量を消費しないようファイルの実態はクラウド上に保存され、必要な場合にダウンロードされ開けるようになるという「ファイル・オンデマンド機能」がデフォルトになっていますが、
現地時間2024年09月16日にリリースされたmacOS 15 SequoiaやiOS 18/iPadOS 18では、引き続き、このファイル・オンデマンド機能がデフォルトなもののiCloud上のファイルをデバイス上に常に保存しておける「ダウンロード済みを保持」オプションが利用できるようになっています。
ダウンロード済みを保持
macOS 14 SonomaまでのiCloud Drive上のファイルは、ファイル・オンデマンドによりMacのストレージ容量が減ってくると自動的に削除されストレージ容量を確保するように設計されていますが、macOS 15 Sequoiaではコンテキストメニューから「ダウンロード済みを保持」を有効にすると、クラウド上のファイルがダウンロードされ、Macのストレージ容量が減ってもファイルを保存しておくことが可能となっています。
ダウンロード済みを保持が有効なファイルはユーザーが把握できるよう新しいステータスアイコン(↓)が表示されるようになっており、この機能はiOS 18やiPadOS 18のファイルアプリでも利用できるようになっているので、ファイル利用時にiCloudからダウンロードするのが煩わしかった方は試してみてください。
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