Dropboxに続き、Microsoftも最新のmacOS 15 Sequoiaで暗号化されたAPFS外部ボリュームへのOneDriveコンテンツの保存をサポートしたと発表しています。詳細は以下から。
Dropboxは現地時間2025年04月11日、Appleが03月31日にリリースした「macOS 15.4 Sequoia (24E248)」で、AppleのFile Provider APIの不具合が、Dropboxフォルダの保存場所を外部ドライブに移動/設定できるようになったと発表しましたが、
Dropbox on File Provider は、Apple の更新された File Provider API を利用した、Dropbox の 最新アップデートです。Dropbox は、これらの変更に伴い、同期の信頼性と品質を維持するために積極的に取り組んでおり、その中には Dropbox フォルダを外部ドライブに移動するオプションも含まれます。
File Provider での Dropbox for macOS 向け外付けドライブのサポート – Apple
Microsoftも現地時間2025年04月16日、同社のクラウドストレージサービス「OneDrive」のMac版クライアントアプリのリリースノートを更新し、新たにホームボリューム以外(non-home volume)のボリュームにOneDriveコンテンツを保存&同期することが可能になったと発表しています。
Syncing files to a non-home volume: OneDrive on macOS now supports selecting a non-home volume to store OneDrive content.
OneDrive release notes – Microsoft Support
外部ボリュームにOneDriveコンテンツを保存する
Microsoftは、この機能を2025年01月からInsiderメンバー向けにテストしており、01月時点での外部ボリューム対応のOneDrive仕様は以下の通りとなっています。
- MacとOneDriveの仕様
- macOS 15.0以降のmacOSが動作している。(現在は最新のmacOS 15.4以降が必要だと思われます)
- OneDrive v25.004以降となっている。
- Insidersリングに参加している。
- 外部ドライブの仕様
- macOSが取り外し/取り出し不可能と認識しているドライブ。
- APFSでフォーマットされている。
- FileVaultによって保護されている。
- 読み取り専用でない、ネットワークドライブでない、macOSによって隔離されていないこと。
上記のシステム要件を満たているMacと外部ボリュームがある場合、OneDriveを新規設定、またはリンク済みの場合はMacとOneDriveとのリンク接続を一度解除し再設定すると、

MacとOneDriveのリンク解除
OneDriveのセットアップウィンドウのOneDriveフォルダー設定 → [場所の変更]設定で外部ボリュームを選択することでOneDriveコンテンツを外部ボリュームに保存できるようになるそうなので、ユーザーの方は試してみてください、
![OneDriveフォルダー設定 → [場所の変更]](https://applech2.com/wp-content/uploads/2025/04/Microsoft-OneDrive-support-non-home-volume-on-macOS-15-Sequoia-features-3.webp)
OneDriveフォルダー設定 → [場所の変更]
おまけ
なお、外部ボリュームが取り外し可能(Removable)やAPFS以外のフォーマット、FileVaultで暗号化されていない場合はOneDriveフォルダー設定時にエラーとなるので注意してください。
- OneDrive release notes – Microsoft Support
- Improved Filename and External Drive Support for OneDrive Mac – Microsoft Community Hub
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