Broadcomが教育用や個人用、商用でもライセンスキーを必要とせず無償利用が可能なフリーライセンスモデルとなった「VMware Fusion Pro v13.6.2/Workstation Pro v17.6.2」をリリースしています。詳細は以下から。
米カリフォルニア州のVMware Inc.は2024年11月、米Broadcomによる買収に伴い、同社が開発するMac上でWindowsやmacOS、Linux仮想マシンを作成できる仮想化ソフトウェア/デスクトップハイパーバイザー「VMware Fusion/Workstation」シリーズを、教育用はもちろん、個人用や商用を問わず全てのユーザーが無償利用できるようにすると発表しましたが、
We’re thrilled to announce a significant change that reflects our commitment to making VMware Fusion and VMware Workstation more accessible than ever. Starting November 11, 2024, these powerful desktop hypervisor products will be available for free to everyone—commercial, educational, and personal users alike.
VMware Fusion and Workstation are Now Free for All Users – VMware Blog
VMware (Broadcom)は現地時間2024年12月17日、この発表後、最初のアップデートとなる「VMware Fusion Pro v13.6.2」および「VMware Workstation Pro v17.6.2」をリリースし、同バージョンからライセンスキーの入力なしに商業や教育、個人使用で無償で使えるフリーライセンスモデルにしたと発表しています。
Free Licensing Model
VMware Fusion no longer requires a license key and is now free for commercial, educational, and personal use.VMware Fusion 13.6.2 Release Notesより
フリーライセンスとなったVMware Fusion Pro/Workstation Pro
Broadcomは今年05月、VMware FusionおよびVMware WorkstationのラインナップからPlayerの提供を終了し、Fusion ProとWorkstation Proの販売のみに限定、さらに個人使用に限り無償化すると発表していましたが、今回、教育や個人はもちろん商用でもFusion ProとWorkstation Proが無償化されたことでライセンスキーの意味がなくなり、
ライセンスキーの入力プロンプトから営利目的のProライセンスの購入ボタンが消え、ライセンスキーを入力しなくてもインストールするだけでVMware Fusion Pro/Workstation Proがアンロックされた状態になっています。
また、今回のアップデートではユーザーから報告されていたいくつかの不具合が修正され、macOS 15 SequoiaでVMware Toolsのインストールができないなど既知の不具合に対する対処方法が公開されているので、VMwareユーザーの方はチェックしてみてください。
Download and install the update to take advantage of:
- Fixes to issues reported by our customers and user community.
リリースノートより
- VMware Fusion Pro 13 リリースノート – Broadcom
- VMware Workstation Pro 17 リリースノート – Broadcom
- Download and license VMware Desktop Hypervisor (Fusion Pro and Workstation Pro) – Broadcom
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