AppleがiPad Pro (M4)とiPad Air (M2)の修理マニュアルをアップデートし、これらのモデルでは修理時に交換されたパーツの交換履歴が表示されるようになっているそうです。詳細は以下から。
Appleは2022年から、デバイス修理の知識と経験を持つユーザーがiPhoneやiPad、Apple M1チップ搭載のMacを自身で修理できるよう、Apple純正の修理パーツとツール、マニュアルを提供する「Self Service Repair」プログラムを正式を欧米開始していますが、
Appleは現地時間2024年09月16日、iPadの修理に関するサポートドキュメントを公開し、今年05月に発売したApple M4チップやUltra Retina XDRディスプレイを搭載した「iPad Pro (M4)」と、Apple M2チップや11インチ/13インチ Liquid Retinaディスプレイを搭載した「iPad Air (M2)」では、修理履歴が確認できるようになっていると発表しています。
If your iPad has been repaired, you can check your device’s parts and service history to find out if the repair used genuine Apple parts. If you sell or give away your iPad, the new owner can also learn the device’s repair history.
iPad parts and service history – Apple
Appleデバイスの修理履歴の確認は、既にiOS 15.2を搭載したiPhone XRやiPhone SE (第2世代)以降のiPhoneで確認可能になっていましたが、iPad Pro (M4)とiPad Air (M2)でも修理履歴の確認が可能になったようで、
iPadパーツの修理履歴はiPhoneと同じく設定アプリの[設定] → [一般] → [情報]から確認でき、パーツとサービス履歴に関する情報はAppleに収集され将来の製品の改善に使用されるそうで、
特に生体認証の確認に使用されるFace IDとTouch IDに関連するTrueDepthカメラとTouch IDボタンは、修理時にApple純正の部品が使用されたことをキャリブレーションプロセスで確認しない限り利用できなくなっており、修理されたiPhoneやiPadをiOS 18やiPadOS 18へアップグレードすると修理アシスタント(Repair Assistant)が起動しキャリブレーションデータをインストールし修理を完了するように求められるようになっているそうです。
iPadの修理履歴は上記の通り現在のところ最新のiPad Pro (M4)とiPad Air (M2)のみでしか確認できませんが、これにより中古のiPadを購入したユーザーはiPadの修理履歴をすることができるようになるので、今後、中古でiPadを購入した際にはチェックしてみてください。
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