iOS 15.2では修理しいたiPhoneで使用されているディスプレイやカメラ、バッテリーがApple純正品かを確認することが可能になるそうです。詳細は以下から。
Appleは現地時間2021年12月07日、開発者向けに「iOS/iPadOS 15.2 (19C56)」のRC版を公開しましたが、同時に公開されたサポートドキュメントによると、このiOS 15.2では修理に出したiPhoneに使用されたバッテリーやディスプレイ、カメラパーツがApple純正品かを確認することが可能になるそうです。
Genuine Apple parts have been designed, tested, and manufactured for Apple quality and performance standards.
With iOS 15.2 and later, you can go to Settings > General > About to see the parts and service history of your iPhone.iPhone parts and service history – Apple Support
新しいパーツチェック機能
Appleは2021年01月にリリースした「iOS 14.4」でiPhone 12以降のiPhoneでカメラパーツを修理/交換したさい、iOSが交換されたカメラ部品をApple純正のカメラパーツだと確認できない場合に通知を表示する機能を実装しましたが、
iOS 15.2ではこの機能が「Parts and Service history」として拡張され、修理サービス後にインターネットに接続されるとシステム環境設定の一般 → 情報に交換されたパーツリストが表示され、iPhone XR以降ではバッテリーパーツが、iPhone 11以降ではバッテリーとディスプレイパーツが、iPhone 12以降ではそれらに加えカメラパーツがApple純正品かをチェックできるそうです。
各iPhoneで確認できるApple純正パーツ
- iPhone XR, XS, XS Max, iPhone SE (第2世代) : バッテリーパーツがApple純正かを確認可能。
- iPhone 11やiPhone 12, iPhone 13シリーズ : バッテリーとディスプレイパーツがApple純正かを確認可能
- iPhone 12とiPhone 13シリーズ : バッテリーとディスプレイ、カメラパーツがApple純正かを確認可能
また、iPhoneのパーツを交換していない場合はこの情報は表示されず、交換された部品や修理サービスの履歴はAppleが収集し、iPhoneのシリアルナンバーにリンク&iPhoneに保存され安全性の分析や今後のサービスの改善に使用されるそうで、パーツがApple純正品でない場合もiPhoneの使用には影響されないそうですが、
Information about parts and service history is collected by Apple and stored as part of the device information maintained for your iPhone. This information is used for service needs, safety analysis, and to improve future products.
iPhone parts and service history – Apple Support
Appleは2022年からiPhoneやApple M1チップ搭載のMacの純正パーツとツールをユーザーに提供し修理出来るようにする「Self Service Repair」を開始するため、この情報がその後のサポートなどに利用されるものと思われます。
- iPhone parts and service history – Apple Support
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