Apple、M4チップとタンデムOLEDテクノロジーを採用したUltra Retina XDRディスプレイを搭載し、Apple史上最も薄い「iPad Pro (M4)」を発表。

　AppleがタンデムOLEDテクノロジーを採用したUltra Retina XDRやApple M4チップを搭載し、Apple史上最も薄い「iPad Pro (M4)」を発表しています。詳細は以下から。

　Appleは現地時間2024年05月07日、スペシャルイベント「Let Loose. (何でもあり。)」を開催し、その中で、Apple史上最も高速なNeural Engineを搭載したApple M4チップとタンデムOLEDテクノロジーを採用したUltra Retina XDRディスプレイを搭載した新しい「iPad Pro (M4)」11インチと13インチモデルを発表しました。

Appleは本日、驚くほど薄くて軽いデザインで、持ち運びやすさとパフォーマンスを次のレベルへ引き上げる、革新的な新しいiPad Proを発表しました。シルバーとスペースブラックの仕上げが用意されている新しいiPad Proは、広々とした13インチのモデルと極めて持ち運びやすい11インチのモデルの2つのサイズで提供します。どちらのサイズも、世界で最も先進的なディスプレイである、最先端のタンデムOLEDテクノロジーを採用した新しい画期的なUltra Retina XDRディスプレイを搭載し、驚くべき視覚体験を提供します。

Apple、世界で最も先進的なディスプレイとM4チップを搭載した美しく新しいiPad ProとApple Pencil Proを発表 – Apple

製品名

　Appleは2022年10月に、当時のMacBook ProやAirにも採用したいたApple M2チップを搭載した「12.9インチiPad Pro (第6世代)」と「11インチiPad Pro (第4世代)」を発表しましたが、

Apple M2チップ搭載のiPad Pro

Apple M4チップを搭載したiPad Proは、製品名から「第x世代」が削除され、「11インチ iPad Pro (M4)」と「13インチ iPad Pro (M4)」というように、ディスプレイサイズとチップ名で分けられるようになっています。

英語表記では「iPad Pro xx-inch (M4)」となるようです。

ディスプレイ

　iPad Pro (M4)では、iPadとしては初めてディスプレイにOLEDが採用され、新しいOLEDディスプレイは2枚のOLEDパネルで構成されるタンデムOLEDテクノロジーを採用し、フルスクリーン輝度が1,000ニト、コントラスト比2,000,000:1となる、このディスプレイをAppleは「Ultra Retina XDRディスプレイ」と名付けています。

　このOLEDディスプレイの恩恵として、iPad Pro (M4)は、11インチモデルが厚さ5.3mm、13インチモデルが厚さ5.1mmとiPod nanoを超えるApple史上最も薄い製品となり、重さも11インチモデルが444g、13インチモデルが579gと一世代前のiPad Proと比較しても薄く、軽くなっています。

筐体

　iPad Pro (M4)の筐体は引き続き100%再生アルミニウム製で、筐体は薄くなったものの頑丈さは変わらず、加えて背面にグラファイトシートを組み込み、Appleのロゴに銅を使ったことで、排熱パフォーマンスを約20%向上させることに成功。

　これにより、より高速な10コアCPUと10コアGPU、そしてApple史上最速のNeural Engineを搭載した「Apple M4チップ」を組み合わせることに成功したそうなので、新しいiPad Pro (M4)は高負荷でもサーマルスロットリングの発生が抑えられ、長い時間高パフォーマンスを維持できるようになっていると思われます。

カメラ

　iPad Pro (M4)はカメラもアップデートされ、バックカメラは12MP広角カメラ、ƒ/1.8絞り値、最大5倍のデジタルズーム、最大63MPのパノラマ撮影、4K@60fpsのビデオ撮影が可能で、

前面のTrueDepthカメラは、新たにランドスケープモードで最適に利用できるよう、iPad Air (M2)と同じく横向きに設置され、Face IDの向きも横向きになり、カメラはセンターフレームに対応した超広角12MPカメラを採用。

オプション

　また、iPad Pro (M4)は、新しいApple Pencil Proと専用のMagic Keyboardがオプションで用意され、Apple Pencil Proはスクイーズという指で強く押した状態や、回転を感知するジャイロスコープ、ペン先が画面に触れる前に認識されるホバー、触覚フィードバック機能に対応。

　Magic Keyboardは、AppleのMagic Keyboardと同じく画面の明るさや音量の調節などの機能に素早くアクセスできるFnキーが搭載され、アルミニウム製のパームレストと触覚フィードバックに対応したトラックパッドを備え、iPad ProをMacBookの様に使えるようになっているそうです。

価格

　iPad Pro (M4)はストレージ容量が一世代前のiPad Proの2倍の256GBになったベースモデルの価格が11インチモデルで999ドル、13インチモデルは12,99ドルとなっていますが、日本ではAppleのドル円レートが上がり、11インチモデルが168,800円から、13インチモデルが218,800円からで、