macOS 15 Sequoiaでは、DirectoryServicesプラグインやレガシーなQuickLookプラグイン、com.apple.loginitems.plistが廃止されるそうです。詳細は以下から。
AppleはWWDC24のセッション10123「What’s new in privacy」で、2024年秋にもリリースを予定している「macOS 15 Sequoia」では、プライバシー保護機能の一環として、デーモンやヘルプツールなどのバックグラウンド項目やログイン項目に加え、SpotlightやDock、メディアなどの機能拡張を含むアプリをインストールした際にも、
その存在をユーザーに通知すると発表していますが、加えて、Directory ServicesプラグインとレガシーなQuickLookプラグイン、com.apple.loginitems.plistを廃止すると発表しています。
macOS 15 Sequoiaで廃止されるログインや機能拡張
macOS 15 Sequoiaでは廃止されるのは、企業や教育機関でユーザーやリソースを管理するためのDirectory Serviceプラグインと、QuickLook Generator(.qlgenerator)を利用し開発されたレガシーなQuickLookプラグイン、そしてユーザーがログイン時に自動実行するアプリやスクリプトを管理するcom.apple.loginitems.plistの3つで、
これらはMac OS X 10.5 Leopard/Server時代から利用されてきたもので、Platform SSOやQuick Look Preview Extension、LaunchAgentなどセキュリティが強化された代替機能があるため、あまり困ることはないと思われますが、
macOS 15 SequoiaがサポートするiMac Pro (2017)やMac mini (2018)、MacBook Pro (2018)など、macOS 10.13 High SierraやmacOS 10.14 Mojaveが初期OSとして搭載されていたMacをSequoiaへアップグレードすると、利用できないQuickLookプラグインや起動しなくなるログイン項目が出てくるかもしれないので、気になる方は以下のディレクトリを調べてみてください。
/Library/QuickLook/ ~/Library/QuickLook/ ~/Library/Preferences/com.apple.loginitems.plist
プライバシーの新機能
- macOS Sequoia 15 Beta Release Notes – Apple Developer
- プライバシーの新機能 – Apple Developer
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