新しいセットアップアシスタントやスナップショットの設定をサポートし、iPhoneやiPad上の写真やファイルをMacへバックアップできるCCC Mobile Backupアプリに対応したMac用バックアップユーティリティ「Carbon Copy Cloner v7」がリリースされています。詳細は以下から。
米Bombich Softwareは現地時間2024年05月09日、Mac上のファイルを設定したスケジュールで外部のバックアップディスクへバックアップしてくれるユーティリティCarbon Copy Clonerの最新バージョンとなる「Carbon Copy Cloner (以下、CCC) v7.0」をリリースしたと発表しています。
CCC v7.0は、既存のユーザーの混乱を避けるため、あえてUIのアップデートは行わなかった一方、新規ユーザーにもCCCを利用したバックアップをよりわかりやすく説明するため、バックアップボリュームのセットアップアシスタントが追加されており、NTFSやexFATなどWindows向けにフォーマットされ販売されているHDDやSSDをmacOS向けにAPFSでフォーマットする機能などが利用できるようになっています。
また、APFSで導入されたスナップショットの管理機能も実装され、例えば不具合が発生する可能性の高いmacOSのアップグレード前のスナップショット保持しておきたい場合、消されたくない[スナップショットを保護]しておくと、Macのストレージ容量が減っても、自動的にそのスナップショットが消されることがなくなり、
加えて、CCC v7では、ユーザーの要望が多かったスナップショット内を閲覧できるスナップショット・ブラウザにファイル名検索が追加され、保存されたスナップショット内を検索し、スナップショット内のファイルと現在のファイルを比較することができます。
CCC v7では、Mac以外にもバックアップサポートデバイスが拡張され、新たにリリースされた「CCC Mobile Backup」を利用することで、iPhoneやiPad上のファイルをMac (CCC Diplomat)やNAS、iPhone/iPadに接続された外部ストレージへバックアップすることが可能になりました。
CCC v7はmacOS 13 Ventura以降のIntel/Apple Silicon Macに対応し、1ライセンス49.99ドルで30日間のトライアル付きで、CCC Mobile Backupのシステム要件はiOS/iPadOS 17以降のiPhone/iPadで、visionOS 1.0以降のApple Visionにも対応しており、アプリは無料で公開され100件のファイルのバックアップまでは試用できますが、それ以上はアプリ内課金(400円)が必要となっています。
- Carbon Copy Cloner – Bombich Software
- CCC Mobile Backup – App Store
- What’s new in CCC 7? – CCC Knowledge Base
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