Apple、M2チップを採用し最大12mm離れたApple Pencilのペン先を検知できるようになった「iPad Pro (2022)」を発表。

iPad Pro (2022) iPad Pro
記事内に広告が含まれています。
スポンサーリンク

 AppleがM2チップを採用し最大12mm離れたApple Pencilのペン先を検知できるようになった「iPad Pro (2022)」を発表しています。詳細は以下から。

iPad Pro 2022

 Appleは現地時間2022年10月17日、MacBook ProやAirに搭載されているApple M2チップを搭載したiPad Proの2022年モデルとなる「12.9インチiPad Pro (第6世代)」「11インチiPad Pro (第4世代)」を新たに発売すると発表しています。

iPad Pro (2022)

カリフォルニア州クパティーノ Appleは本日、持ち運びやすく、万能で、信じられないようなパフォーマンスを実現する、といった究極の組み合わせを提供する、M2チップ搭載の新しいiPad Proを発表しました。新しいiPad Proは、次のレベルのApple Pencilによるポイント体験と超高速なワイヤレス接続のほか、世界で最も先進的なモバイルディスプレイ、プロのカメラ、Face ID、Thunderbolt、4スピーカーオーディオシステムを搭載しています。

Apple、驚異的なパワーのM2チップを搭載した次世代のiPad Proを発表 – Apple

次世代iPad Pro

Apple M2

 次世代iPad Proに搭載される、Apple M2チップは、メモリ容量などは異なるものの、仕様的にはMacBook ProやAirに搭載されているApple M2チップと同じようで、

Apple M2チップ

8コアCPUはApple M1チップより最大15%、10コアGPUは最大35%高速なCPU/GPUパフォーマンスを提供してくれる他、オンデバイスでの翻訳やテキスト認識、画像や動画の処理に必要不可欠なNeural EngineもM1と比較して40%多い、1秒間に15兆8千億回の演算が可能になっているそうです。

iPad ProのApple M2

 また、Apple M2チップにはM1チップには実装されていなかった高性能メディアエンジンが搭載され、Apple ProResのビデオエンコード/デコードが最大3倍になり、メモリ帯域幅も100GB/sに引き上げられ、年内にリリースされる「DaVinci Resolve for iPad」を利用し映像制作者などは現場で1台のiPad Proを利用し撮影から編集、公開までをこなすことが可能になるそうです。

DaVinci Resolve for iPad

DaVinci Resolve for iPad

比較

Apple M2 Apple M1
ロゴ Apple M2チップ Apple M1
CPU 8-Core
高性能コア:4-Core
高効率コア:4-Core
GPU 10-Core or
8-Core
8-Core or
7-Core
メモリ 24GB(Max)
(iPad Proは16GBまで)
16GB(Max)
8GB
メモリ帯域 100GB/s 66GB/s
Neural Engine 16コア
トランジスタ数 200億以上 160億
外部ディスプレイ 最大1枚
メディアエンジン あり
H.264, HEVC, ProRes
なし
I/O Thunderbolt/USB 4

Apple Pencil

 Apple M2チップを搭載したiPad Proは、ホームボタンが廃止されEdge-to-EdgeのオールスクリーンデザインとなったiPad (第10世代)ほどの大きなアップデートはありませんが、Appleによると、M2チップを搭載したiPad ProはM1チップを搭載したiPad Proにはない「次のレベルのApple Pencilによるポイント体験」ができるそうで、

次のレベルのApple Pencilによるポイント体験

新しいiPad ProはWi‑Fi 6E(日本では利用できません)とBluetooth 5.2にも対応しています。

これは日本語では「Apple Pencilによるポイント」、英語では「Apple Pencil hover」と記載されているもので、既に発売されているApple Pencil (第2世代)をiPad Proのディスプレイの最大12mm上で検知出来るというもので、

次のレベルのApple Pencilによるポイント体験

これにより、ユーザーはApple Pencilをディスプレイに触れさせる前に、Apple Pencilが触れる位置を正確にプレビューしたり、ホーム画面上でポイントしたアプリやウィジェットを拡大して見たり、スクリブルでテキストを書き込む前にテキストフィールドが拡大したりすることが可能になっているそうです。

次のレベルのApple Pencilによるポイント体験

価格

 新しいiPad Pro (2022)のその他の性能は、ほぼApple M1チップを搭載したiPad Pro (2021)と同じで、12.9インチモデルはLiquid Retina XDRディスプレイを搭載し、バックカメラにはLiDARスキャナ、I/Oポートは6K@60Hz出力が可能なThunderbolt (3)/USB4ポートとなっており、

iPad Pro 2022 all new features

価格は11インチディスプレイ&128GBのWi-Fiモデルが124,800円(799ドル)から、12インチディスプレイ&128GBのWi-Fiモデルが172,800円(1099ドル)からとなっており、本日より予約注文が開始され、10月26日(水)に発売が開始されるそうです。

iPad Pro (2022)の価格

まったく新しいiPadとiPad Proの紹介

コメント

  1. 匿名 より:

    なぜフロントカメラの位置を新しいiPadと同じ横向きにしなかったんだろう…

タイトルとURLをコピーしました