Apple M2チップを搭載したMacBook AirとSafari v15でブラウザ・ベンチマーク「Speedometer 2.0」のスコアが400を超える。

MacBook Air (M2, 2022)とSpeedometer v2ベンチマーク Apple Silicon Mac
記事内に広告が含まれています。
スポンサーリンク

 MacBook Air (M2, 2022)とSafari v15の組み合わせでブラウザ・ベンチマーク「Speedometer」のスコアが400を超える。ます。詳細は以下から。

Speedometer WebKit Javascript

 AppleのWebKitチームは2014年頃から、ブラウザのパフォーマンスを測定する「browserbench.org (GitHub)」を公開し、そのうちの1つに、ReactやAngular、Vue.jsなど複数のJavaScriptフレームワークを用いたToDoアプリTodoMVCを実行することで、ブラウザのレスポンスを測定するブラウザ・ベンチマーク「Speedometer」がありますが、

MacBook Air (M2, 2022)とSpeedometer v2ベンチマーク

Ruby on Railsの作者のDavid Heinemeier Hanssonさんによると、Apple M2チップを搭載したMacBook Air (M2, 2022)と最新のSafari v15.6で、Speedometer 2.0ベンチマークのスコアが初めて400を超えたそうです。

Apple WebKitチームのMaciej Stachowiakさんによると、最新のSafari v15.6とApple M2チップを搭載したMacBook Air/Proは、Speedometer 2.0で400を超えるスコアを出す初の組み合わせとなっているそうで、

MacBook Air (M2, 2022)とSafari 15でのSpeedometer 2.0

Apple M2チップはクロック数がM1チップの3.2GHzより約0.3GHz高い3.5GHz(正確には3.49GHz)となっており、最もシングルコア・スコアが高いMacとなっています。

2020年にApple M1チップを搭載したMacが発売されて以来、ChromeやFirefoxが続々とApple Silicon (Arm64)に対応し、Webアプリの実行がIntel(x86_64)バイナリのブラウザをRosetta 2エミュレートで利用していた時と比較して約2~2.5倍になった時ほどのブレークスルーではありませんが、

Speedmeter 2.0ベンチマークの値

MacBook Pro (M1, 13-inch, 2020)でのSpeedometer 2.0ベンチマーク

実際にMacBook Air (M2, 2022)を利用して測定したところ、Speedometer 2.0のスコアが400を超えることはありませんでしたが、Safari v15.6では300後半となり、最新バージョン他のブラウザもM1 Macと比較して、約2~30%ほどWebアプリの実行が速くなっているので、興味のある方は測定してみてください。

Apple M1 MacBook AirとSpeedometer 2.0ベンチマーク

Apple M1 Pro, Max, Ultraチップを搭載したMacのSpeedometer 2.0のスコアは300前後となっています。

おまけ

 この記事をまとめている間に、レンダリングエンジンの速度を測定する方法の精度と安定性を向上させた「Speedometer 2.1」アップデートが公開されましたが、上記のスコアは全てSpeedometer2.0を利用して測定しています。

Speedometer 2.0

コメント

タイトルとURLをコピーしました