MacPawがロシアやベラルーシ・ベースの企業が開発したMacアプリを検出&アンインストールできるようにしてくれるアプリ「SpyBuster」をリリースしています。詳細は以下から。
Mac用メンテンナンスツール「CleanMyMac X」や、Mac App Store Best of 2012を受賞した重複ファイル検索アプリ「Gemini」などを開発するウクライナのソフトウェメーカーMacPawのR&DチームのリーダーSergii Kryvoblotskyiさんは現地時間2022年03月22日、現在ウクライナに侵攻するロシアやベラルーシ・ベースの企業が開発したアプリを検出できるアプリ「SpyBuster」を新たにリリースしたと発表しています。
Today, MacPaw has launched SpyBuster! It’s a new free anti-spyware tool for macOS that helps block apps that communicate with servers in Russia, which is now the motherland of the increasing number of cyberattacks. Get it here https://t.co/7K8tUdMXNW and stay safe 🇺🇦 pic.twitter.com/k38SrcKTTX
— MacPaw 🇺🇦 (@MacPaw) March 22, 2022
Static Analysis identifies applications with undesirable countries of origin, such as the Russian Federation and Belarus.
SpyBuster: Unmask a spy. Save your data – MacPaw
SpyBuster
Kryvoblotskyiさんによると、ロシアでは2016年からYarovaya lawという法律により、通信事業者は音声通話やデータ、画像、テキストメッセージを6ヶ月間ロシアのサーバーに保管し、暗号化されたデータをやり取りするメッセンジャーアプリはロシア連邦保安庁(FSB)が、暗号化された通信にアクセスし解読できるようにするこをと許可しているため、このアプリを開発したそうで、SpyBusterにはStaticとDynamic Analysisという2つの機能があり、
Statiс Analysis機能は、Macにインストールされているアプリのバイナリやリソースから、そのアプリがロシアやベラルーシで開発された、またはロシアにサーバーやオフィスがあるかをチェックし、リスト化してアンインストールできるようにしてくれる機能で、
Dynamic Analysisは、ネットワーク監視/ファイアーウォール・アプリ「Little Snitch」の様に、Macに機能拡張をインストールし、アプリケーションの通信をリアルタイムでスキャンし、ロシアのサーバー(IPアドレス)にアクセスしようとするアプリがあると警告を表示、[Deny List]に登録しアクセスを遮断する事ができるそうです。
SpyBusterのシステム要件はmacOS 10.15 Catalina以上で、IntelとApple Siliconに対応したUniversal 2 Binaryとなっており、アプリはMacPawの公式サイトから無料でダウンロードできるそうなので、興味のある方はチェックしてみてください。
- MacPaw engineers develop SpyBuster – MacPaw
- SpyBuster: Unmask a spy. Save your data – MacPaw
コメント
中国も入れてくれよ
なんかObjective-seeのLuluを改変しただけっぽいですね