AppleがmacOS 12 Montereyで導入したネットワークの応答速度を測定する「networkQuality」コマンドをメニューバーから実行できる「Speedy」アプリがリリースされています。詳細は以下から。
Appleは2021年06月にオンラインで開催したWWDC21で、開発者がネットワークの応答速度を評価するさい、通常利用されている”ping”コマンドでは実際のネットワーク状態を知ることが難しいとして、ネットワークの応答速度をbpsと1分間のラウンドトリップ数(RPM:Round Trips Per Minute)で評価するnetworkQualityコマンドを発表し、
$networkQuality -h USAGE: networkQuality [-C ] [-c] [-h] [-I ] [-s] [-v] -C: override Configuration URL -c: Produce computer-readable output -h: Show help (this message) -I: Bind test to interface (e.g., en0, pdp_ip0,...) -s: Run tests sequentially instead of parallel upload/download -v: Verbose output
新たにリリースされたiOS 15/macOS 12 Montereyでは、このnetworkQualityコマンドが実装され、プロバイダーなどが提供しているネットワークスピードテストのように現在利用しているネットワークとAppleのCDNとの応答速度を測定することが出来るようになっていますが、このnetworkQualityコマンドをメニューバーから実行できる「Speedy」アプリが新たにリリースされています。
Speedyを開発&公開したのはMacBook Pro (14/16インチ, 2021)のノッチを隠すアプリForeheadなどを開発しているオランダのJordi Bruinさんで、メニューバーから1クリックでnetworkQualityコマンドを実行しネットワークの応答速度を調べることが出来ます。
Speedyのシステム要件はmacOS 12 Monterey以上で、Gumroadで無料で公開されていますが、networkQualityのオプション(シーケンシャルテストやインターフェイスの選択)は利用できないので、詳細なデータや設定がしたい方はnetworkQualityコマンドを実行してみてください。
/usr/bin/networkQuality
- Speedy – Fast Speedtest in your menubar – Gumroad
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