AppleのGame Porting Toolkitを利用しWindowsゲームをMacで実行できるようにするWineラッパー「Whisky」が日本語にローカライズされています。詳細は以下から。
Appleは現地時間2023年06月05日から開催したWWDC23で、ゲームクリエイターが開発しているWindows向けにゲームをMacへ移植できるよう、x86命令セットやキーボード、マウス、コントローラー、オーディオ、ネットワーク、ファイルシステム、Direct3DなどのWindows APIを変換し、実際にMac上でテストできるツールキット「Game Porting Toolkit」を発表しました。
このGame Porting Toolkitは、macOSやLinux, ChromeOS上でWindowsアプリを実行できるようにするオープンソースの互換レイヤーWine(ベースはCrossOver)に2万以上のパッチを当てたもので、DirectX 12を使用するAAAゲームタイトルがApple Silicon Mac上で起動できたことから話題になっていますが、
AppleのGame Porting Toolkitを利用しDirectX 12対応のWindowsゲームをMacで実行できるようにするオープンソースのWineラッパー「Whisky」が最新のバージョン0.2.4で日本語などにローカライズされています。
Whiskyのv0.2.xは現在Pre-release版ですが、v0.2.2アップデートではBeta版のmacOS 14 Sonomaだけでなく、macOS 13.1 Ventura以降のmacOSもサポートされ、Isacc Marovitzさんの開発者IDで署名*されているので、Game Porting Toolkitのセットアップが面倒な方は試してみてください。
おまけ
元々WhiskyはIsacc MarovitzさんがWineラッパーとして今年04月から開発していたものですが、Appleが06月にGame Porting Toolkitを公開したことで注目され、GitHubスターとコントリビュータが急増しているそうです。
1.6k stars in a few days! Y'all are incredible ❤️ pic.twitter.com/AQkZdX5ybX
— Isaac (@isaacmarovitz) June 9, 2023
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