macOS 12 Montereyではネットワークの応答速度をpingコマンドのミリ秒指標ではなく、ラウンドトリップ数のRPM指標で測定する「networkQuality」コマンドが追加されています。詳細は以下から。
Appleは日本時間2021年10月26日、機能を強化したFaceTimeや集中モード、ショートカット、テキスト認識表示、AirPlay to Macなどをサポートした「macOS 12 Monterey」をリリースしましたが、このmacOS Montereyにはネットワークの応答速度を測定する「networkQuality」というコマンドラインツールが追加されています。
Appleでネットワークエンジニアを務めるStuart Cheshireさんによると、通常、多くのユーザーはインターネットの応答速度をpingコマンドを利用してミリ秒単位で評価しますが、これはネットワークがアイドル状態の応答速度で、実際のネットワーク状態を知るのは難しく、ミリ秒という指標も分かりづらいとして、networkQualityコマンドを開発したそうで、
networkQualityはiOSでも利用できます。
networkQualityはミリ秒単位ではなく1分間のラウンドトリップ数(RPM:Round Trips Per Minute)を指標としてネットワークを評価するコマンドで、ターミナルから実行するとインターネット回線速度テストのようにアップロードとダウンロードキャパシティが測定され、インターネットの応答速度をRPMで表示してくれるので、ネットワークの応答速度をチェックしたい方は試してみてください。
$/usr/bin/networkQuality -h USAGE: networkQuality [-C] [-c] [-h] [-I ] [-s] [-v] -C: override Configuration URL -c: Produce computer-readable output -h: Show help (this message) -I: Bind test to interface (e.g., en0, pdp_ip0,...) -s: Run tests sequentially instead of parallel upload/download -v: Verbose output
- Reduce network delays for your app – Apple Developer
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