Parallels、macOSのSandbox内で動作しWindows仮想マシンでのパフォーマンスとユーザービリティを向上させた「Parallels Desktop 1.6」をMacAppStoreでリリース。

Parallels Desktop 1.6.0 for Mac Parallels-Desktop
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 ParallelsがAppleのSandbox内で動作しWindows仮想マシンでのパフォーマンスとユーザービリティを向上させた「Parallels Desktop 1.6 for Mac」をMac App Storeでリリースしています。詳細は以下から。

 macOSの仮想化ソリューションを提供しているCorel Corporation傘下のParallels International GmbH.は現地時間2020年10月14日、Windows VMでのパフォーマンスやユーザービリティを向上させ、DirectX 11をサポートした「Parallels Desktop 1.6.0 Mac App Store Edition (以下、Parallels Desktop 1.6)」をMac App Storeでリリースしています。

Parallels Desktop 1.6.0 for Mac

 Parallels Desktop 1.6は旧Liteとして公開されていたAppleのSandbox制限内で動くMac App Store版のParallels Desktopで、2020年08月にリリースされたmacOS 11 Big SurサポートのParallels Desktop 16 for Macと同じく、Windows仮想マシンのパフォーマンス、バッテリー駆動時間、グラフィックス、ユーザービリティが向上しています。

Parallels Desktop 1.6.0 for MacもmacOS 11 Big Surをサポートしていると思われますが、Mac App Storeではリリース前のOSに対する機能は記載できないため、その表記がないようです。

 Parallels Desktop 1.6のシステム要件は以下の通りで、ライセンスは年間9,100円のサブスクリプション制。ParallelsはParallels Desktop for Mac(公式ストア版)ユーザーにParallels Desktop App Store Editionへの移行を推奨していませんが、ParallelsアカウントかApple、Facebook、Googleでサインインすることで14日間のトライアル期間が与えられるので、気になる方は試してみてください。

Parallels Desktop 1.6 for Macのサブスクリプション

システム要件:

  • Late 2011 以降の Mac
  • macOS Mojave 10.14.6 以降
  • 4 GB のメモリ(8 GB を推奨/ベストパフォーマンスが必要な場合は 16 GB)
  • 起動ボリューム(Macintosh HD)に、Parallels Desktop インストール用の 500 MB の空き領域
  • ベストパフォーマンスが必要な場合 SSD を推奨
  • 仮想マシン用の追加のディスク領域(インストールするオペレーティングシステムによって異なる)

Parallels Desktop v1.6.0

パフォーマンス

  • かつてないほど速く
    かつてないほど速く
    時間は非常に重要なリソースの 1 つです。毎回の新しいバージョンで当社は、Parallels Desktop と仮想マシンをより高速に動作させることができるよう注力しています。

    • Windows のレジュームと終了が最大 20% 高速化。
    • スナップショットへの復旧が最大 30% 高速化。
  • バッテリーの持続時間を長く
    Parallels Desktop は、Mac が電源に接続されていないときにバッテリーを節約する機能を提供します。改良されたトラベルモードでは、Windows のコンピューティングリソースとネットワークリソースの消費量が減少しているため、バッテリー持続時間を最大 10% 延長できます。

グラフィック

  • より高速な DirectX 11 グラフィック
    Parallels Desktop は、AMD Radeon グラフィックカードを搭載した Mac 上で DirectX 11 グラフィックを最大 20% 高速化します。
  • Windows と Linux に対応して改良された OpenGL 3 サポート
    このバージョンでは、より多くのアプリケーションをサポートするために、OpenGL 3.3 互換性プロファイルを完全にサポートしています。DIALux evo 9、Rhinoceros 6、Samson Connect、ProPresenter 6、ClinCheck Pro、Rhino 6 など、より多くの Windows アプリケーションを実行できます。
    Linux では、Steam、Firefox Quantum Web ブラウザーなど、より多くのアプリケーションを使用できるようになりました。また KDE ウィンドウマネージャーのマルチモニターのサポートが向上しました。

ユーザビリティ

  • 向上したトラックパッドジェスチャー
    マップ、写真、Edge などの Windows 10 アプリケーションで、コンテンツを回転させるために 2 本指でピンチするジェスチャーのサポートを追加しました。ズームジェスチャーも改善され、よりスムースなユーザーエクスペリエンスを実現しました。
  • 自動的な一時停止に対応する設定可能なタイマー
    Windows にアクティブなプロセスがない場合は、Mac の電源リソースを節約するために Windows は自動的に一時停止されます。仮想マシンの構成の [起動と終了] ペインで、任意の非アクティブ時間を指定し、その時間の経過後 Windows が一時停止するように設定できます。さらに、Parallels Desktop では、この機能を新規ユーザーに説明するための新しいスニペットカードが表示されます。
  • インストール前の Windows エディションの選択
    複数の Windows エディションで、ISO イメージから Windows をインストールするための作業が完全に自動化されました。Parallels Desktop では、Windows のインストールを開始する前に任意のエディションを選択することができます。Mac の前に張り付いて手動でエディションを選択したり、ライセンスキーを入力したりする必要はありません。
  • 外部ディスクのスマート検出
    外部ディスクに保存された仮想マシンを起動すると、Parallels Desktop は該当のディスクが Mac に接続されているかどうかを確認します。また該当のディスク名を使用してディスクを接続するように促されます。ディスクを接続すると、Parallels Desktop により自動的に検出されて、ワンクリックで仮想マシンを起動できるようになります。
  • 共有プロファイル: ネイティブの Mac アイコン
    外部ディスクに保存された仮想マシンを起動すると、Parallels Desktop は該当のディスクが Mac に接続されているかどうかを確認します。また該当のディスク名を使用してディスクを接続するように促されます。ディスクを接続すると、Parallels Desktop により自動的に検出されて、ワンクリックで仮想マシンを起動できるようになります。
  • 共有プロファイル: データの安全性
    macOS と共有されている Windows のフォルダーでファイルを削除することを選択する場合、Parallels Desktop により、このファイルが Mac のハードディスクから完全に削除されることが警告されます。
  • 気を散らさず集中力を維持する
    macOS で「おやすみモード」を有効にしておくと、Windows 10 の「集中モード」が自動的に有効になり、Windows アプリからの音声やポップアップ通知に気を散らされることがなくなります。

デバイス

  • ディスク領域使用の最適化
    未使用の領域をどの程度再利用できるかを手動で確認する必要がなくなりました。仮想マシン構成の [一般] タブで、毎回のシャットダウン時に Windows 内で使用されていないディスク領域を自動的にすべて Mac に戻すように設定できます(「再利用可能な領域」を参照してください)。
    例えば、Mac 上のハードディスクで 40GB を占有している Windows OS があるとします。これに 10GB のファイルをダウンロードしたりコピーしたりすると、Windows OS のディスクは 50GB まで拡張されてしまいます。このファイルを削除しても、Windows OS のディスクは 50GB のままです。前述の機能を利用すれば、Windows のシャットダウン時にディスクのサイズが自動的に 40GB まで縮小されるようになります。
  • サムスンポータブル SSD X5 を Windows で使用する
    Parallels Desktop では、Windows 仮想マシンでサムスンポータブル SSD X5 外部ストレージを使用できます。
  • 最近使用した Bluetooth デバイスの Windows への自動接続
    Parallels Desktop は、最後に Windows に接続された Bluetooth デバイスを記憶して、次回の Windows の起動時に自動で再接続を試みます。
  • Bluetooth のセキュアシンプルペアリング(SSP)のサポート
    これにより、PIN コードを入力することなく、最新の Bluetooth デバイスをお使いの仮想マシンに接続できるようになりました。
  • 共有プリンターの改良
    Windows 10 用の新しいプリンタードライバーでは、両面印刷が可能になりました。また、A0~A6、JIS B5、JIS B6、Double Japanese Postcard Rotated、10 号封筒 、Envelope ISO B、Envelope C5、Envelope DL、Envelope Monarch など、より多くの用紙サイズに対応するようになりました。

表示形式

  • ダークモードのサポートの向上
    Parallels Desktop では、ダークモードの外観が新しくなり、色、コントラスト、フォントなどが改良されました。

コメント

  1. 匿名 より:

    既存の Parallels と名前が同じでわかりづらい・・・
    買い切り版はディスコンする方向なのかな?

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