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Parallels、macOS 10.14 MojaveをサポートしSandbox内で動作する仮想化アプリ「Parallels Desktop Lite 1.4.0」をリリース。

Parallels Desktop Lite v1.4.0 Parallels-Desktop
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 ParallelsがmacOS 10.14 Mojaveをサポートしパフォーマンスを向上させた仮想化アプリ「Parallels Desktop Lite 1.4.0」をリリースしています。詳細は以下から。


 昨年末カナダのCorel Corporationに買収されたParallels, Inc.は現地時間2019年01月21日、2017年03月に日本のMac App Storeでも公開を開始したAppleのSandbox制限内で動く仮想マシン構築アプリ「Parallels Desktop Lite v1.4.0」を新たにリリースしています。

Parallels Desktop Lite v1.4.0

Parallels Desktop Lite により、 Mac で Windows、Linux および広く利用されているアプリケーションを簡単に実行できます。
オペレーティングシステムを切り換えたり、Mac、Windows、Linux の間でアプリケーションを切り換えたりするときに、Mac を再起動する必要はありません。
注: 既存の Parallels Desktop® for Mac ユーザーが Parallels Desktop Lite に移行することは推奨されません。

Parallels Desktop Lite – Mac App Store

 Parallels Desktop Lite v1.4.0は2018年08月20日にリリースされたParallels Desktop v14 for Macアップデートと同じく、macOS 10.14 Mojaveへの対応やMojaveのダークモードのサポート、アプリケーションの起動やAPFSでのサスペンド時間などのパフォーマンス向上などがリリースノートに記載されていますが、

Lite版はAppleのSandbox制限の中で動く分、CoherenceモードやBootCampパーティションからの起動など一部の機能が制限されるため、Parallels Desktop for MacのスタンダードやPro版を利用されているユーザー向けではなく、Windowsアプリを1, 2個しか利用しないユーザー向けだとParallelsのシニア・プロダクトマネージャーKurt Schmuckerさんはインタビューで答えています。

— App Storeでダウンロードできる「Parallels Desktop Lite」のサブスクリプション版は14相当になるんでしょうか?

シュマッカー App Storeには非常に多くのルールがあります。Parallels Desktopの中でも人気のある機能であっても、それはApp Storeで売れないものがあります。なのでApp Storeで売れるように、そういった部分を除外した形でLite版として販売しています。

MacとWindowsの「クール」な機能を相互に取り込んでいきたい – Parallels カート・シュマッカー氏/ケビン・グリーリー氏/下村慶一氏 | マイナビニュース

 上記の通りParallels Desktop Lite v1.4.0はサブスクリプション制で、14日間の無償トライアル期間後は年9,100円での利用となるので、興味のある方はLite/スタンダード版を比較してから導入されるのをオススメします。

Parallels Desktop Lite v1.4.0のサブスクリプション

理由はわかりませんが、日本語のParallels Desktop for Mac Lite v1.4.0のリリースノートにはスタンダード v14のユーザービリティの記述が削除されているようです(USのリリースノート)。

リリースノート

 今回のアップデートである Parallels Desktop Lite 1.4.0 では、次の修正と改良を含め、全体的な安定性とパフォーマンスの問題に対処しました。

パフォーマンス

  • アプリケーション起動時間を最大 80% 短縮。
  • 起動時間を最大 10% 短縮。
  • APFS パーティションでサスペンド操作時間を最大 30% 短縮。
  • 共有カメラでフレーム数/秒が最大 130% 増加。
  • Mac のカメラを Windows と共有する場合の CPU リソースの使用量を最大3倍削減。

Linuxのサポート

  • Parallels Desktop から直接仮想マシンに Ubuntu 18.04、Fedora 28、Linux Mint 19 をインストールできます。
  • Linux 共有フォルダーの mmap() をサポートしています。
  • Debian GNU/Linux 9 を使用して事前に構成された仮想マシンをダウンロードして使用します。
  • CentOS 7 を使用して事前に構成された仮想マシンをダウンロードして使用します。
  • openSUSE Leap 15 に Parallels Tools がインストールできない問題を解決しました。
  • X Server 1.20 の Linux 仮想マシンで Parallels Tools が動作しない問題を解決しました。
  • Ubuntu Linux 仮想アプライアンスに Parallels Tools をインストールできない問題を解決しました。
  • Ubuntu 18.04 仮想マシンが周期的にクラッシュまたはロックアップされる問題を解決しました。
  • Ubuntu 18.10 の仮想マシンをインストールできない問題を解決しました。
  • Linux 仮想マシンで同じ共有フォルダーを 2 回マウントできない問題を解決しました。

グラフィック

  • 新しくなった自動モードにより、Windows はグラフィック用途として 2 GB 以上の Mac のシステムメモリを使用できるようになりました。状況に応じて Windows アプリケーションからこのメモリを利用できます。
  • 仮想マシンに固定した容量のグラフィックメモリが割り当てられている場合でも、使用されていない部分は Mac に返却されます。
  • Windows 仮想マシンで OpenGL 3.x をサポートします。
  • 4K 以上の解像度を持つモニターでの仮想マシンの表示が改善されました。
  • システムメモリとグラフィックメモリの消費量を削減。
  • 応答時間を短縮。
  • 仮想マシンウィンドウのサイズ変更を高速化。
  • 3D アクセラレーションをオフにした場合のパフォーマンスが向上。
  • [外部ディスプレイに最適] オプションを選択した場合の、非 Retina 外部モニターにおける Windows の表示が改善されました。
  • 仮想マシンの表示モードを切り替える際に発生するグラフィックアーチファクトを低減しました。
  • macOS で [ディスプレイごとに個別の操作スペース] オプションをオフにした場合の、仮想マシンのマルチモニター表示を改善しました。1 台のモニターにブラックスクリーンが表示される代わりに、仮想マシンがすべてのスクリーンに表示されるようになりました。
  • Parallels Desktop ではグラフィックメモリが不足している場合、ブラックスクリーンと機能の低下を防ぐため、仮想マシンのフルスクリーンモードへの切り替えを許可しません。代わりに、仮想マシンのグラフィックメモリを増やす方法についてのプロンプトメッセージが表示されます。
  • 3D アクセラレーションがオフになっている場合において、サイズ変更中に仮想マシンウィンドウが点滅する問題を解決しました。

macOS 10.14 Mojaveに対応

  • Parallels Desktop Lite はダークモードをサポートしています。
  • 仮想マシンの [編集] メニューを使用して、iPhone または iPad から Windows アプリケーションに写真を挿入することが可能です。
  • Windows における Quick Look が macOS で同様に動作します。
  • Parallels Desktop Lite では、スクリーンショットの取得に Mojave テクノロジーを利用します。

Macとの統合

  • 仮想マシンで、最大 4K の解像度をサポートしている Mac 接続のカメラを使用できます
  • Touch Bar をより多くの Windows アプリケーションでの作業に活用できます。OneNote、Microsoft Visio、Microsoft Visual Studio、AutoCAD、Autodesk Revit、Quicken、Quickbooks Desktop、SketchUp での作業が可能になりました。
  • Touch Bar から Windows アプリケーションを開始すると、スタートメニューが自動的に閉じます。
  • Windows での筆圧感知をサポートしています。トラックパッドに与えた筆圧により、Microsoft PowerPoint、Astropad、Sketchable、TwistedBrush Pro Studio、Black Ink などの Windows アプリに描画できます。
  • 仮想マシンのハードディスク(.hdd ファイル)のサイズが、ネイティブの Windows デフラグにより最適化されます。
  • 接続しようとしている USB デバイスが一部の macOS アプリケーションまたはプロセスに使用されている場合、通知が表示されます。
  • 新しい USB デバイスまたは外部モニターを接続する際に表示されるダイアログが改善されました。自分で指定した場所や、後で変更するための場所を確認できます。
  • 仮想マシンファイルと Mac アプリケーションの関連付けを改善しました。

セキュリティ

  • Time Machine を使用した仮想マシンのバックアップがより簡単になりました。仮想マシンをバックアップリストに追加する場合、またこのリストから削除したい場合は、Time Machine 環境設定で必要な操作を行うだけです。
  • Acronis True Image を使用した仮想マシンのバックアップが改善されました。

キーボードレイアウトのサポート

  • ドイツ語キーボードレイアウトのサポートを向上。
  • 日本語キーボードレイアウトのサポートを向上。
  • ブラジルポルトガル語キーボードレイアウトのサポートを追加。

ゲーム

  • ゲーム用キーボードを自動検出します。ゲームを開始すると、Mac のキーボードがゲームモードを起動します。
  • ゲームがフルスクリーンで起動された場合、macOS メニューバーにアクセスするには Control + Option を押す必要があります。

コメント

  1. 匿名 より:

    売り切りでは無いし、機能制限があるのにサブスクリプションはStanderdより高くてProとあまり変わらないって価格設定間違ってるよな。

  2.   より:

    機能制限版なのに通常版より高いってどういうことよ

  3. 匿名 より:

    LiteはApple IDに紐づいてて複数の環境にインストールできるんじゃないの?
    他のStoreアプリと同様に・・・

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