Mac用アーカイブユーティリティ「Keka」やアクティブウィンドウ・通知ユーティリティ「Tinkle」がApple Silicon Macに対応しています。詳細は以下から。
AppleはWWDC20でARMベースの自社製プロセッサ「Apple Silicon」を発表し、開発者に対してIntelとApple Siliconプロセッサでネイティブ動作するアプリケーションバイナリを開発できる「Universal 2」や「DTK (Developer Transition Kit)」の提供を開始しましたが、それらを活用しアーカイブユーティリティ「Keka」とアクティブウィンドウ・通知ユーティリティ「Tinkle」がUniversal Binary化されています。
Universal Binary化されたKekaとTinkleはそれぞれ公式サイトやGitHubリポジトリからダウンロード可能で、x86_64バイナリとarm64バイナリの両方を含んだUniversalアプリは「lipo」コマンドでチェックできます。
ちなみに、KekaはUniversal化したものの、開発者のaONeさんがApple Silicon製Macを手に入れていないため、DTKを借りた開発者に対しチェックを求めているようです。(15年前のPPC/Intel移行期にもIntel Macが買えない開発者の方が購入者にUniversalのチェックを求める”ウニバーサル”や”ウニ化”というワードが生まれましたが、今回も同様の動きがありそうです。)
おまけ
また、Tinkleを開発しているTakayama FumihikoさんのMac用キーボードカスタマイザー「Karabiner-Elements」は、macOS 10.15.4 Catalina以降で起動すると、将来のmacOSでは動かなくなるというレガシィSystem Extensionの警告が出るようになっていますが、これについてもDriverKitを利用したKarabinerの開発が進んでいるそうです。
About Legacy System Extension alert
This release still uses the kernel extension (aka legacy system extension), so the following alert will be shown. We are working to migrate to a newer mechanism, DriverKit, from kernel extension and we plan to support it at Karabiner-Elements 13.0.0. It will take a little more time. Please wait.Karabiner-Elementsのリリースノートより
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