NikonがApple Silicon Macをネイティブサポートした「Wireless Transmitter Utility」などをリリースしています。詳細は以下から。
株式会社ニコンは日本時間2022年10月26日、ミラーレスカメラ「Z 9」用ファームウェアとともに、複数のソフトウェアアップデートを公開しましたが、その中で、テザー撮影用の「NX Tether」とカメラに内蔵されたWi-FiをPC/Macを接続し設定を行う「Wireless Transmitter Utility」がApple Siliconにネイティブ対応したと発表しています。
NX Tetherは不具合のためApple Siliconでネイティブ動作しなかったようです。
Apple Siliconでネイティブ動作するようになったのはNX Tether v1.0.3とWireless Transmitter Utility v1.9.8で、Apple Silicon MacでもRosetta 2でのエミュレートを必要とせず動作するようになっており、以下のサイトからダウンロードできるので、対応のデジタル一眼レフカメラをお持ちの方はチェックしてみてください。
これらのソフトウェアは現在のところmacOS 13 Venturaには正式対応しておらず、検証中となっています。
アップデート内容
NX Studio Ver.1.2.2
- Z 9 ファームウェア Ver.3.00 に対応しました。
- 以下の現象を修正しました。
- 一部の機種で、[情報]パレットの[カメラ情報]で手ブレ補正に関する表示がカメラ再生表示と異なる。
- AdobeRGB で撮影した RAW 画像を JPEG に変換して書き出しを行うと、RAW と JPEG で色味が変わる場合がある。
- 一部の TIFF 画像が開けない場合がある。
- トリミングを行い、その調整内容をコピー貼り付けをしたあと再度トリミングを行うと、トリミング枠が正常に表示されず、設定した範囲とトリミングされる範囲が異なる。
- GPS情報が埋め込まれている画像で画像調整を行い保存すると、調整がリセットされたり、書き出しに失敗したりする場合がある。
- Camera Control Pro 2 で撮影した画像を NX Studio に転送すると画像の表示に時間がかかる場合がある現象を改善しました。
- 以下の現象を修正しました。
- Shift キーで画像を複数枚選択し別フォルダへ移動後、再度 Shift キーで複数枚画像を選択すると、指定した画像が選択状態とならない。
- RAW 画像を選択して NX Studio を起動した場合、その画像の調整タブ内の調整項目が無効になる場合がある。
NX Tether Ver.1.0.3
- Z 9 ファームウェア Ver.3.00 に対応しました。
- 転送設定において、プレフィックス「Image」の桁数「3」に設定すると、ファイル名 Image001 の画像が作成されない現象を修正しました。
- Apple Silicon 搭載機種で Apple Silicon ネイティブで動作しない現象を修正しました。
Wireless Transmitter Utility v1.9.8
- Z 9 ファームウェア Ver.3.00 に対応しました。
- Apple Silicon 搭載機種で、Apple Silicon ネイティブ動作するようになりました。
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