Mac CatalystでMacとiPadに対応したベクターグラフィックスアプリ「Vectornator X」がUIデザインツールFigmaへのログインとインポータを導入しています。詳細は以下から。
VectornatorシリーズはWWDC2018のスカラシップだったドイツのVladimir Danilaさんらが開発しているベクターグラフィックスアプリで、当初はiOS/iPadOSのみのサポートでしたが、Appleが2019年に提供したiPadOSアプリをmacOSアプリができる「Mac Catalyst」を用いてmacOS/iPadOS/iOSのクロスプラットフォーム化され、WWDC20ではCatalystを上手に利用したアプリとしても紹介されていましたが、このVectornator XがUIデザイン/プロトタイピングツール「Figma」のインポートに対応しています。
Figmaのインポートに対応したのはVectornator X v3.9以降で、新規ドキュメントの[インポート]からFigmaカードを選択すると、Figmaへのログインウィンドウが表示されるので、Figmaアカウントのメールアドレスとパスワードを入力。
後はFigmaのファイルからインポートしたいファイルをタップするだけで、Figmaで作成したプロトタイプがVectornatorに保存され、ローカルリソースとして利用することができるようになります。
Vectornator X v3.9では、もちろんMac版もFigmaのインポートに対応しており、Mac版ではMac Catalystの最新のAPIを利用してよりMacライクになりパフォーマンスが向上しているそうなので、興味のある方は試してみて下さい。
リリースノート
7 月の最初のアップデートでは、本格的な Figma インポータを Vectornator に導入し、インポートの手間をかけずにデザインの作業を続けられるようにしました。Figma フレームも、以前のような変な形式ではなく、そのようにインポートされるようになりました。さらに、3.3.9ではパフォーマンスが大幅に改善され、macOSや古いiPadでもスムーズに操作できるようになりました。
詳細は以下の通りです。
Figma インポーター。
- Figma フレームが Vectornator で複数のアートボードとしてインポートされるようになりました。
- また、Figmaのファイル名とフレーム名を正しく扱うことができます。
- SVG のインポートに多くの修正
ローカライゼーション。
- フランス語(カナダ)、韓国語、トルコ語、繁体字中国語のサポートを追加しました。
アートボード。
- macOS上でアートボードを移動する際のパディング/マージンを増やす
- アートボードをキャンバスの周りに移動させる際の最適化
ドキュメントギャラリー。
- ファイルを複製した後にドキュメントリストを更新する
- コピー先」が実際にはドキュメントを表示していなかったのを修正
- いくつかのローカライズを修正
Creative Cloudです。
- Creative Cloudからのドキュメントのインポートをサポートしなくなりました(残念ながらAdobeはインポート機能を停止しました
定規ガイド。
- 作成中にガイドが表示されない問題を修正
- 上にドラッグすると選択したガイドをスキップします。
- 古いVectornatorドキュメントのインポートを修正しました。
- 一部のユーザーのクラッシュの原因となっていた2つのバグを修正
レイヤー。
- パスや要素の選択がスムーズになりました。
- レイヤーのサムネイルが表示されるようになりました
- メモリの問題を修正
テンプレート。
- テンプレートが作成されない場合の修正
- タイトルが切れてしまうのを修正
macOS。
- ツールとのインタラクションをMacのツールのように感じるようにする
- パフォーマンスを大幅に向上させる
- macOS のレイヤー選択を修正
オンボーディングの流れ。
- 視覚的な改善
- Linearity GmbH Apps – App Store
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