新しいドキュメント作成ウィンドウやアクセントカラー、ツールメニューをサポートしたベクターグラフィックスアプリ「Vectornator v4.2 for Mac/iPad」がリリース。

Vectornator
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 新しいドキュメント作成ウィンドウやアクセントカラー、ツールメニューをサポートしたベクターグラフィックスアプリ「Vectornator v4.2 for Mac/iPad」がリリースされています。詳細は以下から。

Vectornator v4.0

 Vectornatorは元WWDC2018のスカラシップで現在はドイツにLinearity GmbHを設立したVladimir Danilaさんらが開発しているベクターグラフィックスアプリで、Mac Catalystを利用してiPhone/iPad、Macに対応していますが、このVectornatorがバージョン4.2アップデートで新しい新規作成ウィンドウなどをサポートしています。

Vectornatorはベクターグラフィックデザインに必要なすべてを1つで網羅するMac対応の強力な味方です。ベクターツール、詳細な機能、直感的なユーザインターフェースのための機能、高度なパフォーマンス、それらすべてが組み合わさったVectornatorは、あなたのグラフィックデザインのあらゆる作業のホームベースとなるでしょう。

Vectornator: Vector Design – App Store

新規ドキュメントの作成

 Vectornator v4.2ではまずドキュメントの新規新規作成ウィンドウ「新規ドキュメント」が刷新され、[詳細を表示]からテンプレートのサイズを変えて新しいドキュメントを作成できるようになったほか、そのテンプレートを「カスタムテンプレート」として保存しておくことも可能になりました。

ドキュメントを作成する新しい方法

ファイルの読み込み

 また、ファイルの読み込み(インポート)ウィンドウも刷新され、ファイルのドラッグ&ドロップエリアとファイルタイプからファイルを選択できるエリアが追加されました。

ファイルの読み込みをより簡単に

選択ハンドルとベジェノード

 Appleは2018年にリリースしたmacOS 10.14 Mojaveで8種類のアクセントカラーを導入し、macOS 11 Big Surではサードパーティ製アプリもこのアクセントカラーを指定できるようになりましたが、Vectornator v4.2ではこのアクセントカラーが選択ハンドルやベジェノードに反映されるようになったほか、

ベジェノードはパスのノードがブルー一色でしたが、Vectornator v4.2では途中のノードはこれまでと同じブルーですが開始ノードがグリーンに、終了ノードがレッドで表示されるようになり始点と終点を確認しやすくなっています。

Bézier Nodes

新しいツール操作

 上記の通りペンツールでは開始と終了ノードが確認しやすくなりましたが、加えて今回のアップデートではパスを開く/閉じるボタンも追加され、終了ノードの周辺をダブルクリックするとパスを閉じるアクションも追加されています。

新しいツール操作

ツールメニュー

 また、macOS版ではツールメニュー全てにショートカットキーが表示されるようになり、システム環境設定のキーボードから設定されたショートカットキーも反映されるようになっています。

ツールメニュー

ライブラリとインスペクター

 VectornatorはベクターアプリとしてAppleのベクターシンボルSF Symbolsなどを利用できるライブラリが実装されていますが、Vectornator v4.2ではこのライブラリウィンドウがポップオーバー形式に変更され、インスペクターもサイドバー形式に変更されよりmacOSネイティブになっています。

 Vectornator v4.2 for macOSにはこのほかフォーカスモードが追加され、iPadOSではウィジェットエリアのデザイン刷新やiPadのカメラを利用したドキュメントスキャナ機能が追加されていますが、Vectornator v4.2は既に資金調達がすんでいるため、これまで通り無料で提供されているので興味のある方は試してみてください。

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