Macに接続されたWebカメラの映像を背景を透過させてデスクトップ上に表示してくれるアプリ「mewcam」がリリースされています。詳細は以下から。
ZoomやGoogle Meetなどのビデオ会議サービスを利用してプレゼンテーションや講義をするさい、画面に資料を表示しながら自分の顔を別のウィンドウ(いわゆるワイプ)で表示したい場合がありますが、この様な場合にMacのFaceTime HDカメラやWebカメラからの映像をデスクトップ上に表示してくれる「mewcam for Mac/Windows」がリリースされています。
mewcam is an app that allows you to display a camera with a background dropped on the front of your desktop.
zaru/mewcam – GitHub
mewcamを公開したのはアプリケーションメニューをマウスポインター位置に表示してくれるユーティリティ「menuffy」などを開発している私はおとうふ(@zaru)さんで、同様の機能を持ったアプリに「Vidrio」がありますが、mewcamはWebカメラからの映像を背景を透過させてデスクトップ上に表示してくれるので、余計なものが映り込んだり、デスクトップ上の資料の邪魔にならずに映像を表示できます。
mac でアプリ全面に Web カメラの映像を出しつつ、背景を透過させるのできた〜 pic.twitter.com/Q7CCM5qnco
— 私はおとうふ (@zaru) May 11, 2020
mewcamのシステム要件はOS X 10.10 Yosemite以降で、Windowsアプリも用意されており、Macアプリはメニューバーアイコンから接続するWebカメラと表示サイズ、クオリティを選択できるようになっているので、興味のある方は利用してみてください。
おまけ
ちなみに、以下の映像は先日、仮想カメラプラグインが公開されたOBS Studio + Virtual Cameraと、Macにも対応している恋顔(Koigao)という3D VTuberアプリを利用して、恋顔の映像をデスクトップ上に表示しています。
恋顔はiPhone XなどFace ID対応デバイスに搭載されているTrueDepthカメラでユーザーの顔の表情を読み取り、アバター(ヒラリチャン?)に反映してくれるアプリで、Mac用のコンパニオンアプリも用意されていたので、これを利用してOBSでウィンドウをキャプチャし、mewcamに映像を出力しています。
恋顔アプリは無料トライアル時間が設けられており、緊急事態宣言解除されるまで3000円のアプリ内課金が120円で販売されており、同じようにTrueDepthカメラを利用したMac/Windows対応の「mocape」というLive2Dアバターアプリも開発されているので、今後はMacでも簡単にVTuber配信が出来るようになりそうです。
- 恋顔 – App Store
- zaru/mewcam – GitHub
- hiragram/koigao-release – GitHub
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