iOS 18やvisionOS 2などのランタイムのダウンロード機能が復活したXcodeバージョン管理ツール「Xcodes App v2.3」がリリースされています。詳細は以下から。
Xcodesアプリ&コマンドはカナダのソフトウェア会社Robots & PencilsのMatt Kiazykさんが2019年から開発しているツールで、Appleの統合開発環境Xcodeをaria2を利用し最大16コネクションの並列ダウンロードで高速にダウンロードする機能やXcodeのバージョン管理機能がありますが、このアプリの最新バージョンとなる「Xcodes App v2.3.0」がリリースされています。
2.3.0 brings back the ability to download all runtimes. Starting with iOS 18, tvOS 18, watchOS 11, visionOS 2, Apple removed the direct downloads and instead used the same architecture that is used in downloading OS updates. This change brings more security but also turns it into a black box.[…]Thanks to the Apple engineer who added that into xcodebuild. 🙏
リリースノートより抜粋
Kiazykさんによると、Appleは今年06月に発表したiOS 18以降のランタイムのXcode以外からのダウンロードを停止していたそうですが、新たに公開されたXcode v16.1. Beta 3ではxcodebuildコマンドを利用しランタイムのダウンロード機能が提供されており、Xcodes App v2.3.0でも、これを利用しiOS 18やtvOS 18、watchOS 11、visionOS 2以降のダウンロードが可能になっているそうです。
xcodebuild -downloadPlatform iOS -buildVersion 16.0 -exportPath ./SimRuntimeImages/ xcodebuild -downloadPlatform iOS -buildVersion 20A360 -exportPath ./SimRuntimeImages/
上記の通り、AppleOSのランタイムのダウンロードにはXcode v16.1 Beta 3以降のインストール&アクティブ化が必要で、Xcodes App v2.3.0では、ダウンロードのキャンセルとクリーンアップ機能も実装されているので、開発者の方はチェックしてみてください。
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