MicrosoftがiPhoneで撮影した写真やクリップボードに含まれている表のデータを分析し、テーブルデータに直してくれる機能を次期「Excel for Mac」に実装すると発表しています。詳細は以下から。
Microsoftは現地時間2020年03月25日、Insider Fastメンバー向けに表計算アプリ「Excel for Mac v16.36 (200318)」をリリースし、同バージョンではiPhoneで撮影した写真やクリップボードの画像データをExcelにインポートし、その中に含まれている表のデータを解析、テーブルデータに変換してくれる「Insert Data From Picture」機能を追加したと発表しています。
Insert Data From Picture – You can now insert data into Excel from your clipboard, your iPhone with Continuity Camera, or from a file on your computer. Excel will convert the image to a table and insert it into your sheet.
Release notes for Office for Mac – Microsoft
Insert Data From Picture
Insert Data From Pictureは既にExcel for iOS/Android(日本語では非サポート)に提供している機能で、Mac版ではmacOS 10.14 MojaveとiOS 12からサポートされた「Continuity Camera」を利用し、iPhoneやiPadで撮影した写真をMacへ送信、またはMacに保存されている写真や画像、クリップボード上のスクリーンショット画像などを読み込んでくれるそうで、
試しに、Apple security updatesの表をスクリーンショットで撮影した画像をExcel for Macに送ってみましたが、英語のOCRはほぼ完璧で、テーブルは改行が新しい行としてテーブルデータに変換されてしまいました。
ただ、テーブルデータはデーア挿入ウィンドウでユーザーが校正することが可能なので、今後はハードコピーの表からデータを1セルずつマニュアルで入力する作業から開放されると思います。
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