macOS 10.15 Catalinaで動かなくなったApertureやiPhoto、iTunesにパッチを当てて、macOS Catalinaでも利用できるようにするアプリ「Retroactive」がリリース。

Retroactive for macOS Catalina Retroactive
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 macOS 10.15 Catalinaで動かなくなったApertureやiPhoto、iTunesにパッチを当てて利用できるようにするアプリ「Retroactive」がリリースされています。詳細は以下から。

Retroactive

 既知の通り、Appleは2019年10月07日にリリースしたmacOS 10.15 Catalina32-bitアプリのサポートを終了し、これにより多くのアプリがCatalina上では実行できなくなりました。

提供していただいたmacOS 10.15 Catalinaで動かなくなった32-bitアプリ

 これはApple製のアプリも同様で、2014年に開発を終了した写真編集アプリ「Aperture」やAppleの写真アプリの登場によりサポートが終了した「iPhoto」もmacOS Catalinaでは動作しませんが、そんなApple製のアプリにパッチを当ててCatalinaでも利用できるようにするアプリ「Retroactive」を米ノースダコタ州のTyshawn Cormierさんが公開しています。

Retroactive for macOS Catalina

If you need to run Aperture, iPhoto, or iTunes on macOS Catalina, download the Retroactive app. This article is a technical deep dive on how Retroactive works.

Technical Deep Dive: How does Retroactive work? – Tyshawn Cormier – Medium

Retroactiveの使い方

 Retroactiveで扱えるアプリはMac App Storeで販売/配布されていたApertureとiPhotoおよびiTunes 12.9.5 ~ 10.7(非推奨)で、iTunesはiTunes 12.9.5でダークモード化、iTunes 12.6.5でiOSアプリのダウンロード機能を、iTunes 10.7でCoverFlow機能を利用できるようになります。

Retroactive itunes features

 RetroactiveはオープンソースでGitHubに公開されているので、最新バージョンをダウンロードし起動。v1.0は署名なしなので右クリックから[開く]を選択。

Retroactiveの使い方

 後はチュートリアルのとおりに利用したいアプリ/機能を選択、パッチを適用するためにユーザーパスワードを入力するだけで自動的にパッチを当ててサポートファイルをインストール、アプリを再認証してくれます。

Retroactiveの使い方2

 実際にiPhotoで試してみましたが、以下の通りアプリの基本的な機能やライブラリの管理は利用できるようになりました。

RetroactiveとiPhoto

AppleはApertureライブラリを写真アプリに移行できるようアップデートを準備中です。

 ApertureやiPhoto、iTunesのライブラリを書き出さないままmacOS 10.15 Catalinaへアップグレードしてしまった場合にはこのアプリで解決することができ、TyshawnさんはダイナミックライブラリやフレームワークをmacOS Catalinaへ適用させる方法をMediumに公開しているので、人によってはこちらの方が有益な情報だと思うので、興味のある方はチェックしてみてください。

Apple Aperture on macOS 10.15 Catalina

And just like magic, Aperture launches and works. For the first time in forever, Aperture launches on macOS Catalina! Browsing through the library, making adjustments to photos, and exporting photos all work.

Technical Deep Dive: How does Retroactive work? – Tyshawn Cormier – Medium

コメント

  1. Tyshawn Cormier より:

    Correction:

    You need to run Retroactive on a real Mac instead of a virtual machine. On a real Mac, viewing images in iPhoto and Aperture will work correctly.

    The article author was unable to view photos in iPhoto not because of Retroactive or the QuickTime framework, but because iPhoto is running in a virtual machine.

    Even if you run iPhoto under macOS Mojave or earlier on a virtual machine, it will still not preview any photos. You need to run it on a real Mac.

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