ApertureやiPhoto、iTunesをmacOS Catalinaでも利用できるようにしてくれるパッチ「Retroactive」が、クラシックスタイルの「iTunes v11.4」に対応しています。詳細は以下から。
AppleはmacOS 10.15 Catalinaで32-bitおよびQuickTime 7 フレームワークを廃止し、iTunesはミュージックとPodcast、Apple TVアプリへ分けられ、ApertureやiPhotoは利用できなくなりましたが、このApertureやiPhoto、iTunesにパッチを当てることでmacOS Catalinaでも動作できるようにしてくれる「Retroactive」がバージョン1.5アップデートで、新たにクラシックスタイルの「iTunes 11.4」のインストールと起動に対応しています。
Retroactive 1.5 improves iTunes compatibility with macOS Catalina 10.15.4.
- Resolves an issue where authenticating with Apple Music, iTunes Store, or App Store may fail in iTunes 12.9.5 and iTunes 12.6.5 running on macOS Catalina 10.15.4 (-42408, -45076, and 11571).
- Resolves an issue where iTunes cannot read the contents of a connected iOS or iPadOS device.
- Resolves an issue where iTunes 10.7 may prompt to reinstall itself (-42401).
- Adds support for installing iTunes 11.4.
リリースノートより抜粋
iTunes 11.4は2014年09月にiOS 8に対応したiTunesとしてリリースされ、その後、OS X 10.10 YosemiteとiTunes v12でフラットなUIエレメントが採用されたため、クラシックスタイルを採用した最後のiTunesとなっていますが、
Retroactive v1.5ではこのiTunes v11.4のダウンロードからインストール、アクティブ化まで全てを自動的に行うことが可能になっており、加えて、現在Beta版が公開されているmacOS 10.15.4 CatalinaでiTunes 12.xからiTunesやApp Storeに接続できない不具合、iOSデバイスに接続できない不具合が修正されているので、CatalinaでiTunes v11.4を利用したい方は試してみてください。
おまけ
また、Retroactiveはv1.3アップデートで、Final Cut Pro 7およびLogic Pro 9、Keynote ’09をmacOS 10.13 High SierraやmacOS 10.14 Mojaveで動作させることも可能になっています。
- cormiertyshawn895/Retroactive – GitHub
コメント
私は現在 macOS High Sierra 10.13 により「iPhoto」を写真データ編集の中心に使用しています。Mac本体の更新も出来ずにいましたが、macOS Catalina 10.15までは「Retroactive」により「iPhoto」使用が可となったようですが、現状販売されているMac Studioなどは「macOS Monterey 12」となっています。例えば、購入後OSを最近リリースの「Mist」などにより macOS Catalina 10.15に換えて使用することは出来ないものでしょうか?