AppleのApertureやiPhoto、iTunesを最新のmacOSでも利用できるようにする「Retroactive」がmacOS 15 Sequoiaを非サポートとし開発を終了しています。詳細は以下から。
Retroactiveは米ノースダコタ州でITコンサルタントをされているTyshawn Cormierさんが2019年からオープンソースで開発しているアプリケーション用パッチで、Appleが2014年に開発を終了したプロ向け写真編集アプリ「Aperture」や、2015年に開発が終了した「iPhoto」や「iTunes」、動画/音楽編集アプリ「Final Cut Pro 7」や「Logic 9」などを最新のmacOSでも起動できるようにしてくれる機能がありますが、
Cormierさん現地時間2024年08月11日、このRetroactiveを今年02月にリリースした「Retroactive v2.1」を最終バージョンとして次期macOS 15 Sequoiaをサポートせずに開発を終了すると発表しています。
Retroactive has been discontinued, and does not support macOS Sequoia or later. You should transition from Retroactive to a wide range of supported apps, many of which are built into macOS or free to download.
リリースノートより抜粋
他のアプリへの移行を
CormierさんはRetroactive開発終了の理由を記載していませんが、macOS 15 SequoiaではGatekeeperによるセキュリティが強化され、Apple Silicon MacではリカバリーからSystem Integrity Protection (SIP/通称rootless)を無効化しなければないらなくなっていたことから、
サポートが難しくなっていたようで、リポジトリは既にアーカイブされ、Cormierさんは現在もiTunesやAperture、iPhoto、Final Cut Pro 7を利用しているユーザーに対し、代替アプリを提示しているので、現在もApple製のレガシィアプリを利用されている方は、macOS 14 Sonoma環境を残すか、他のアプリへ移行する必要がありそうです。
- Retroactive – GitHub
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