Apple、macOS 10.15 CatalinaでApple Arcadeのゲームが保存されない不具合やFinal Cut Pro Xでレンダリングの問題があるとして今後のアップデートで修正すると発表。

macOS 10.15 Catalina

2019.10.08

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　AppleがmacOS 10.15 CatalinaでApple Arcadeのゲームが保存されない不具合やFinal Cut Pro Xでレンダリングの問題があるとして今後のアップデートで修正すると発表しています。詳細は以下から。

　Appleは現地時間2019年10月07日、iTunesをミュージックやPodcast、TVアプリに分け、Apple Arcadeや探すアプリをサポートした「macOS 10.15 Catalina」を正式にリリースしましたが、このmacOS Catalinaアップデート後、Apple ArcadeやFinal Cut Pro Xでいくつかの不具合/問題があるそうです。

Connect to the Internet when playing Apple Arcade games on your Mac to resume and save your gameplay data.
When you play Apple Arcade games on your Mac, some games won’t save your game progress if your Mac isn’t connected to the Internet.

If your Apple Arcade game doesn’t resume or save your progress on your Mac – Apple Support

Apple Arcade

　Appleが公開したサポートドキュメントによると、macOS CatalinaでMac App Storeに追加された「Apple Arcade」のゲームデータは通常、プレイ後にローカルに保存できますが、現在のmacOS Catalinaではインターネットに接続されていない場合、いくつかのゲーム進行が保存されない不具合があるそうで、この不具合は今後のソフトウェアアップデートで修正を予定しているそうです。

Final Cut Pro X

　AppleはmacOS 10.15 Catalinaアップグレード後、ビデオ編集アプリ「Final Cut Pro X」でプロジェクトを開くとFCPXがプロジェクトのレンダリングを始める、またはサムネイルやオーディオの波形が表示されない、FCPXのライブラリが大きくなるといった問題が確認できた場合、

When you first open an existing Final Cut Pro project after updating to macOS Catalina, Final Cut Pro might start rendering again or might not show video thumbnails or audio waveforms. The size of your Final Cut Pro libraries might also be larger after updating.

If Final Cut Pro X projects aren’t rendered after updating to macOS Catalina – Apple Support

Background Renderの設定を確認し、Background Renderが有効で不要なレンダリングファイルがライブラリの肥大化の原因となっている場合はそのファイルを削除することでディスク容量を開けることが可能で、Background Renderが無効でサムネイルなどが表示されていない場合はマニュアルでレンダリングを行うことで問題が解決する場合があると記載しています。

Compressor

　また、エンコーダーの「Compressor」がmacOS 10.15 Catalinaアップグレード後に複数のコンピュータでバッチをトランスコードできない場合は、macOS Catalinaで強化された「User Consent」の影響を受け、ネットワークボリュームにアクセスできていない可能性があるとして、

システム環境設定アプリの[セキュリティとプライバシー] → [プライバシー]パネルで「ファイルとフォルダ」からCompressorのネットワークボリュームのアクセスを有効にする必要があると記載しています。

おまけ

　AppleはmacOS(iOSも)のメジャーアップデートではAppleのロゴとプログレスバーが通常のアップデートより長く表示される場合があるため、通常夜間にアップデートすることを勧めており、もし完全にプログレスバーが止まった場合は以下のサポートドキュメントに従い、Macを終了させ、周辺機器をすべて取り外してmacOS Recoveryを利用するように勧めているので、Catalinaへアップグレードされる方は注意してください。

During macOS installation, the Apple logo or progress bar might remain onscreen for much longer than usual after your Mac restarts. As installation continues, the progress bar might move slowly and pause for long periods. That’s why Apple recommends beginning macOS installation in the evening—so that it can complete overnight, if needed.

If your Mac starts up to an Apple logo or progress bar – Apple Support