macOS 10.15 Catalinaのワイヤレス診断ではiPadとMacのセカンドディスプレイとして設定できる「Sidecar」機能の転送レイテンシやエラーを確認できる「Sidecar診断」が利用可能になっています。詳細は以下から。
AppleはmacOS 10.15 CatalinaでWi-FiのメニューバーアイコンにIPv6アドレスを表示するようになりましたが、これを調べていたさい、OS X 10.11 El Capitanから追加されたWi-Fiモニタをが見当たらなくなったためWi-Fi診断を開いたところ、macOS CatalinaのWi-Fi診断には新しく「Sidecar診断」という機能が追加されていました。
/System/Library/CoreServices/Applications/Wireless Diagnostics.app
Sidecar診断はAstropadのバイタルウィンドウのようにMacとMacにSidecarディスプレイとして接続されているiPadとの転送レイテンシ[ミリ秒]、転送エラー[%]、転送バースト[KB]、ピアRSSI[dBm]、Ch密集値をリアルタイムでチェック可能で、
USB接続では診断できません。
ワイヤレス診断と同じく通信ログの収集を行い診断レポートをネットワーク管理者へ送ることもできるので、Sidecarとの通信がうまくいかない方はチェックしてみてください。
/private/var/tmp/ワイヤレス診断_hogehoge_YYYY-MM-DD_HH.MM.SS.tar.gz
おまけ
ちなみに、当初の目的だった「Wi-Fiモニタ」は、少なくともmacOS 10.13 High Sierra以降からパフォーマンスモニタのみになったようです。
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