macOSのGatekeeperによるアプリの公証チェックが確認できるようになった「Max Inspect v3.0」がリリースされています。詳細は以下から。
次期macOS 10.15 CatalinaではGatekeeperにブロックされず動作するアプリの条件に、Appleの公証サービスを通過したアプリという制約が加わることがWWDC 2019で発表されましたが、
元AppleのエンジニアでSwift Playgroundsの開発をしていたMaxwell Swadlingさんがアプリのコード署名などをチェックできるユーティリティ「Max Inspect」をv3.0へアップデートし、macOSのGatekeeperによる起動許可/拒否、開発者署名や公証のチェックが可能になっています。
Max Inspect 3 is now out. Max Inspect now checks if Gatekeeper will allow or reject your app on your CURRENT version of macOS. pic.twitter.com/CCCoJxkjhq
— Maxwell (@mxswd) 2019年6月7日
Max Inspect v3.0
- Added a new check to see if your software is notarized correctly for Gatekeeper.
- Added help documentation to the Help menu.
Max Inspect – Mac App Store
Gatekeeprによるチェック
Max Inspect v3.0では右上に[Check Gatekeeper Status]ボタンが追加されており、アプリを選択してこのボタンをクリックするとGetekeeperによるチェックが行われ、
開発者IDで署名済、未公証/公証済、Mac App Store経由、リジェクトといった判定を表示してくれます。AppleはmacOS 10.12 Sierraで開発者IDによる署名をデフォルトとして、開発者ID署名を持っていないアプリはGatekeeperでブロックしていますが、
macOS 10.15 Catalinaではこれが拡張され、公証サービスを通過したアプリが実行を許可され、通過していないアプリはGatekeeperのブロック対象となるので注意してください。
- Max Inspect 360円 – Mac App Store
- Max Inspect – Max Technology Labs
コメント
Max Inspectをv3.0にバージョンアップしましたが、不思議なことにGatekeeperのCheck Gatekeeper Statusボタンがそもそも表示されないのですが・・・
これではcheckできない OSはMojave10.14.6beta1ですが、OSのバージョンによって動作が異なるのでしょうか?
原因はわかりませんが、macOS 10.14.5 Mojaveで問題なく表示できるので、多分不具合か古い設定ファイルが残っていると思います。
一度、Max Inspectを削除して再インストールしてみてください。