SerifがiPadをApple Pencil対応のセカンドディスプレイにできるmacOS Catalinaの「Sidecar」と「Affinity Designer」のSneak Peekを公開しています。詳細は以下から。
AppleはWWDC 2019の基調講演の中で、iPadをMacのセカンドディスプレイとして利用できる「Sidecar」機能を次期「macOS 10.15 Catalina」および「iPadOS」に追加すると発表しましたが、その中でいち早くSidecarに完全対応すると表明された英Serif Labsのイラストレーター「Affinity Designer」のSneak Peekが公開されています。
Affinity Designer 1.7 using sidecar in the macOS Catalina and iPad OS betas. Apple’s done a fantastic job of this – even when connected wirelessly there’s no real detectable lag. That makes this a fantastic graphic tablet, being able to take advantage of Pencil pressure and other dynamics.
YouTubeより
Affinity Designer with Sidecar
公開されたSneak Peek動画では、まず基本的な使い方として、iPadをMacのセカンドディスプレイとしてiPad上にレイヤーやカラー、ブラシパネルを集めてMacBook ProのメインディスプレイをAffinity Designerでフルスクリーン化してイラストのカラーを変更することや、
iPad上にAffinity Designerのメインウィンドウを移動させ、iPadのアドバンテージである「マルチ-タッチディスプレイ」や「Apple Pencil」を利用するデモが映っています。
また、SidecarはiPadをセカンドディスプレイにするだけではなく、Macのメインディスプレイと同じものを映し出す「スクリーン・ミラーリング」にも対応しているため、会議などでiPadを操作し、変更を加えながらメインディスプレイやプロジェクターにプレビューして見てもらうこともできるそうです。
最後にAffinity Designerのイラストに他のイラストを埋め込む「Embedded Document」機能は埋め込むイラストのウィンドウをiPad側に映し出して編集したイラストが、Macのイラストにリアルタイムで反映される様子が映っています。
macOS 10.15 CatalinaとSidecarに対応したAffinity Designerは今年の秋リリース予定で、Sidecarにはショートカットキーや修飾キー、Touch Barを搭載していないMacでもTouch Barキーを表示することができるそうで、Affinityシリーズは現在アップデート記念セールをやっているので、興味のある方はチェックしてみてください。
- Affinity Photo 6,000円 → 4,800円 – Mac App Store
- Affinity Designer 6,000円 → 4,800円 – Mac App Store
- 本格的なクリエイティブソフトウェア – Affinity
コメント
ルナディスプレイでDesigner使ってみたけど、
ベジェ曲線にPencilはあまり向いていないかも。
キーボード必須だし、手で線が隠れるので、ちょっと工夫が必要。