ネットワーク通信を行っているアプリの改ざんも検出できるようになったMac用ネットワーク監視アプリ「Little Snitch v4.3」がリリースされています。詳細は以下から。
オーストリアのソフトウェア会社Objective Development Softwareは現地時間2019年03月04日、同社が開発&販売しているネットワーク監視アプリ「Little Snitch」をv4.3へアップデートし、ネットワーク通信を行っているアプリの改ざん検出機能を追加したと発表しています。
Beginning with version 4.3, Little Snitch can always check whether a program has been tampered with, even if it’s not code signed at all. The focus is now on checking for modifications with the best means available. That is usually still the code signature but for programs that are not code signed, Little Snitch now computes a secure hash over the program’s executable.
Release Notes – Little Snitch
Little Snitchはこれまでプログラムが改ざんされたかをAppleのコード署名に頼っていたそうですが、コード署名がないアプリやAppleのGatekeeperのコード署名チェックをバイパスするマルウェアが確認されだしたことから、アプリのハッシュ値を計算して改ざんを検出できるようにしたそうで、これによりコード署名がないアプリが改ざんされても警告が表示されるようになっています。
Little Snitch v4.xユーザーはv4.3へ無償アップグレード可能で、新規ライセンスの価格はこれまで通り45€(約5,800円)ですが、3時間利用可能なデモモードも提供されているので、興味のある方は利用してみてください。
- Little Snitch 4 – Objective Development Software
- Release Notes – Little Snitch
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