MacBook Air (2018)のキートップはMBP (2018)の第3世代キーボードと同じく日本語配列では一部のキーがシンボルのみになっています。詳細は以下から。
Appleは現地時間(EDT)10月30日に開催したスペシャルイベントの中で、Intelの第8世代CoreプロセッサやRetinaディスプレイ、Thunderbolt 3、Touch IDなどを「MacBook Air (Retina, 13-インチ, 2018)」を発表し、同モデルのキーボードにはAppleの最新のキーボード(MacBook Pro (2018)の第3世代バタフライ構造のキーボード)を採用していると発表しました。
最新世代のキーボードと業界でベストなトラックパッド
MacBook Airは、Appleが開発した第3世代のキーボードも搭載し、より正確で一段と優れたタイピングの反応が得られます。キーの一つひとつについている独立型の低電力LEDバックライトがより的確な明るさを提供します。新しいMacBook Airは、圧力感知機能を持ち、触覚的な反応を返す業界をリードする感圧タッチトラックパッドも備えています。さらに、トラックパッドのスペースが一世代前のMacBook Airと比べて20パーセント大きくなっており、トラックパッドでより静かに、より多くのことができまるようになります。まったく新しいMacBook Air、軽やかに登場 – Apple (日本)
バタフライ構造のキーボード
既にバタフライ構造のMacBook 2015以降またはMacBook Pro 2016以降を利用されている方はバタフライ構造キーボードにも慣れていると思われますが、今までAirを利用されてきた方がMacBook Air 2018に変更される場合、旧シザー構造のキーボードから最新の第3世代バタフライ構造になることに加えて、2016~2018までの間に以下のような構造や仕様の変更がなされています。
第1世代バタフライ構造のキーボード
キートップの刻印にSan Franciscoフォントが採用されたことに加え、薄くなったキーボード内に入り込んだゴミにより特定のキーの反応が悪くなる事があるとして、キーボードの掃除マニュアルが公開される。
第2世代バタフライ構造のキーボード
ControlとOptionの修飾キーのキートップの刻印にシンボルがプリントされ、JIS配列ではTab, Shift, Caps, Return, Deleteキーがシンボル化。
- US配列
- Controlキーにシンボルが追加
- Optionキーの[alt]表示がOptionキーのシンボルに
- Returnキーから[Enter]の表示を削除
- JIS配列
- Controlキーにシンボルが追加
- Optionキーの[alt]表示がOptionキーのシンボルに
- Returnキーから[Enter]の表示を削除
- Tab, Shift, Caps, Return, Deleteキーがシンボル化
第3世代バタフライ構造のキーボード
キートップの刻印が最新のSan Franciscoフォントにアップデートされ、シンボルのウェイトが太くなる。
MacBook Air 2018のキーボード
以上を踏まえて、シザー構造のキーボードからいきなり3世代アップデートするMacBook Air (Retina, 13-インチ, 2018)のUS/JIS配列キーボードを見てみると、キートップのシンボルやフォント、右下のアローキーが大きく変更されるのがわかると思います。
MacやiOSデバイスに慣れ親しんでいるユーザーの方はあまり困らないと思われますが、特にJIS配列ではTab, Shift, Caps, Return, Deleteキーのキートップがシンボル化したことで、口頭や電話ごしにMacの使い方を教える方は「Shiftキーを押してください」といっても、どのキーがShiftキーなのか分からないという問題を以前聞いたので、企業や学校で新しいAirを導入する際はマニュアル化が必要になると思われます。
コメント
タブとかシフトキーはUSとJISでも違うんですね。
なんでだろう。
Macの機能キー表現
字形, 機能, Unicode, Unicode名
⌘, コマンド, U+2318, PLACE OF INTEREST SIGN
⌥, オプション, U+2325, OPTION KEY
⌃, コントロール, U+2303, UP ARROWHEAD
⇪, Capsロック, U+21EA, UPWARDS WHITE ARROW FROM BAR
⇧, シフト, U+21E7, UPWARDS WHITE ARROW
↩, リターン, U+21A9, LEFTWARDS ARROW WITH HOOK
⌤, エンター, U+2324, UP ARROWHEAD BETWEEN TWO HORIZONTAL BARS
⎋, エスケープ, U+238B, BROKEN CIRCLE WITH NORTHWEST ARROW
⇥, TAB, U+21E5, RIGHTWARDS ARROW TO BAR
⇞, ページアップ, U+21DE, UPWARDS ARROW WITH DOUBLE STROKE
⇟, ページダウン, U+21DF, DOWNWARDS ARROW WITH DOUBLE STROKE
↖, ホーム, U+2196, NORTH WEST ARROW
↘, エンド, U+2198, SOUTH EAST ARROW
↑, カーソル上, U+2191, UPWARDS ARROW
↓, カーソル下, U+2193, DOWNWARDS ARROW
←, カーソル左, U+2190, LEFTWARDS ARROW
→, カーソル右, U+2192, RIGHTWARDS ARROW
⌫, デリート, U+232B, ERASE TO THE LEFT
⌦, フォワードデリート, U+2326, ERASE TO THE RIGHT
⏏, イジェクト, U+23CF, EJECT SYMBOL
⌧, クリア, U+2327, X IN A RECTANGLE BOX
…って以前も書き込んだっけ
同一の機能なら同一の説明で事済むようにしてほしいな。
第3世代の埃カバーについて触れられてないな
やはりUS一択