Yahoo! JAPANは2018年6月1日以降TLS1.0/1.1のサポートを順次終了すると発表しています。詳細は以下から。
Yahoo! JAPANは2018年04月、今週末の06月01日よりTLS 1.0/TLS 1.1のサポートを終了し、AppleデバイスではOS X 10.8 Mountain Lion/iOS 5.0.1(Safari 6)以前、PCではWindows Vista/IE10以前で同社の全ウェブサービスが順次利用できなくなると発表しています。
Yahoo! JAPANは、より安全にサービスをご利用いただくため6月1日以降インターネット通信暗号化方式「TLS1.0」「TLS1.1」のサポートを終了します。古いブラウザーやOSからYahoo! JAPANが順次ご利用いただけなくなります。ご利用の環境が対象かどうか以下でご確認ください。https://t.co/AS5zfyGsqP pic.twitter.com/2lOPuOfYpG
— Yahoo! JAPAN(ヤフー) (@Yahoo_JAPAN_PR) 2018年5月10日
本セキュリティ強化の背景
TLSとは、ウェブサイトとそれを閲覧するユーザーの間の通信を暗号化することで、第三者による通信の盗聴や改ざんを防ぐための仕組みです。「TLS1.2」は「TLS1.0」「TLS1.1」に比べ、より強固な仕組みを使っています。今後もより安全にYahoo! JAPANのウェブサービスをご利用いただくために、「TLS1.0」および「TLS1.1」を無効化し、「TLS1.2以上」をサポート対象としました。
なにとぞご理解を賜りますよう、お願いいたします。
2018年6月1日以降、古いブラウザー、パソコン、スマートフォンなどでは、Yahoo! JAPANのウェブサービスが順次ご利用いただけなくなります。 – Yahoo!セキュリティセンター
Appleは既にこれらのOSに対してのアップデートやセキュリティアップデートを終了しており、それ以前のMac/iOSのSafariで以下のYahoo!セキュリティセンターのページにアクセスすると「対応が必要です」という表示がされます。
- iOS 5 : 2011年10月12日リリース – 2015年06月(?)サポート終了
- OS X 10.8 Mountain Lion : 2012年07月25日リリース – 2015年09月サポート終了
おまけ
また、Appleは2017年06月に開催したWWDC2017の中でmacOS 10.13 High Sierra/iOS 11でTLS 1.3(draft)をサポートすると発表し、実験的にTLS 1.3(draft)を有効にできるようになっており、
Appleのレポートによると、これまでセルラー通信では800ms以上, Wi-Fiでは500ms以上かかっていたTLS接続時間がTLS 1.3を用いることでハンドシェイクが効率化され、約1/3まで削減できるとされています。
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