AppleがmacOS 15.4 SequoiaやiOS 18.4に同梱している「Safari v18.4」でHTTPS接続時に表示するロックアイコンをスマート検索フィールドから削除したと発表しています。詳細は以下から。
Appleは現地時間2025年03月31日、日本語でもApple Intelligenceをサポートした「macOS 15.4 Sequoia」と「iOS/iPadOS 18.4」をリリースしましたが、これらに同梱されているデフォルトブラウザ「Safari v18.4」ではHTTPS接続時にスマート検索フィールド表示されてきたロック(鍵/🔒️)アイコンが廃止されたそうです。
The new norm. Meanwhile, the presence of the lock could be creating a false sense of trustworthiness, if users instead believe it’s there to signal the website is trustworthy. With this in mind, we removed the lock icon from the Smart Search field for HTTPS connection in Safari 18.4.
WebKit Features in Safari 18.4 – WebKit
AppleのWebKitチームによると、Safariのスマート検索フィールドに表示されていたロックアイコンは、接続が安全である(HTTPSを使用している)ということを示すアイコンでしたが、現在、87%を超えるWebサイトがHTTPS接続を採用し安全な接続が一般的なものとなった一方、一部のユーザーに対し「ロックアイコンのあるWebサイト = 信頼できるサイト」という誤解を与えてしまう可能性が出てきたとして、ロックアイコンの廃止を決めたそうです。

ロックアイコンが削除されたSafari v18.4
ロックアイコンに関しては、Googleも2023年05月に同様の理由からアドレスバーにロックアイコンを表示するのを止め、代わりにWebサイトの情報の表示や設定の変更を行える「Tune Icon」を採用していますが、
Editor’s note: based on industry research (from Chrome and others), and the ubiquity of HTTPS, we will be replacing the lock icon in Chrome’s address bar with a new “tune” icon – both to emphasize that security should be the default state, and to make site settings more accessible. Read on to learn about this multi-year journey.
An Update on the Lock Icon – Chromium Blog
Safariの場合はスマート検索フィールドにアイコンを表示すること自体が完全に廃止され、新たにmacOSではSafariメニュー → [接続セキュリティの詳細…]から、iOS/iPadOS, visionOSではページメニュー → […(その他)] → [接続セキュリティの詳細]から証明書の発行者や有効期限などの詳細情報を確認できるビューが表示できるようになったそうなので、アップデートされた方はチェックしてみてください。
- WebKit Features in Safari 18.4 – WebKit
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