BombichがMac用バックアップユーティリティ「Carbon Copy Cloner v5.1」でAPFSのスナップショット作成&管理機能を追加すると発表しています。詳細は以下から。
米Bombich Software, Inc.は現地時間2018年03月06日、Macのシステムボリュームの完全なクローンを作成できるバックアップツール「Carbon Copy Cloner(以下、CCC)」の次期アップデートとなるCCC v5.1で新たにAPFSのスナップショット機能をサポートすると発表しています。
CCC 5.1-b5: March 6, 2018 — This is a pre-release update of CCC
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Say cheese!
We’re excited to announce that CCC 5.1 introduces much-anticipated support for creating and managing snapshots on APFS volumes!Beta版のリリースノートより抜粋
APFSスナップショットとCCC
APFSファイルフォーマットのスナップショット機能は、WWDC2017で「Mobile Time Machine」として紹介され、macOS 10.13 High SierraヘアップデートしたSSDのMacでは、外部ストレージを接続していなくても内部ストレージ上に定期的にスナップショットが作成され、Macを過去の状態に復元することが出来ますが、
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- High Sierra以降のmacOSではAPFSのローカルスナップショット機能を利用しアップデート前にバックアップを作成、不具合があれば戻ることが可能に。
- Mac用バックアップユーティリティ「SuperDuper」がAPFSのスナップショットを利用し、APFS起動ディスクからの過去のバックアップ作成をサポート。
- APFSのスナップショット機能を利用すれば、macOS 10.13 High Sierraを通常状態からTime Machineでリストアする事が可能に。
CCC v5.1ではMacのSSDに保存されたスナップショットを管理または作成することが可能になるそうで、既に公開されているBeta版では通常はストレージ領域に空き容量が無くなると自動的に削除(Purge)されるスナップショットを手動で削除できる他、24時間毎かつ毎週保存されるスナップショットの作成スケジュールを調整できるようになっています。
おまけ
同様の機能はフランスのThomasさんが開発&公開しているMacのバックアップツール「TimeMachineEditor」でも行えますが、
CCC v5.1ではスナップショット作成の日/時スケジュールはもちろん、スナップショットを削除する空き容量の閾値やCCCのSafetyNet機能と連動したスナップショットの作成にも対応するそうなので、興味のある方はトライアル版をチェックしてみて下さい。
Default retention policy settings
- SafetyNet snapshots will be retained for 7 days
- Weekly snapshots will be retained until free space is constrained
- Daily snapshots will be retained for 30 days
- Hourly snapshots will be retained for 24 hours
- The oldest snapshots will be deleted when free space is less than 25GB
- Carbon Copy Cloner – Bombich Software
- Leveraging Snapshots on APFS Volumes – Bombich Software
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