Windows 95に続き、クロスプラットフォームに対応したElectron製Mac OS 8エミュレータ「macintosh.js」が公開される。

macintosh.js アプリ
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 Windows 95に続き、クロスプラットフォームに対応したElectron製Mac OS 8エミュレータ「macintosh.js」が公開されています。詳細は以下から。

macintosh.js

 以前、元Microsoftのエンジニアで、現在はSlackHQでSlack for macOSなどの開発を行っているFelix Riesebergさんが、Electronベースでクロスプラットフォームに対応したWindows 95エミュレータ(v86ラッパー)「Windows95をリリースして話題になりましたが、そのMacintosh版となる「macintosh.js」が新たに公開されています。

macintosh.js

macintosh.js
This is Mac OS 8, running in an Electron app pretending to be a 1991 Macintosh Quadra. Yes, it’s the full thing. I’m sorry.

felixrieseberg/macintosh.js: A virtual Apple Macintosh with System 8, running in Electron. – GitHub

 macintosh.jsの中身はオープンソースの68k MacintoshエミュレータBasilisk IIをElectronでラップしたもので、アプリを起動するだけで1991年に発売された動作周波数40MHzのMotorola CPU 68040と256MB RAM搭載のMacintosh Quadra 900、通称68k Macの仮想マシン上で動くMac OS 8.1が起動し、WindowsやmacOS、Linuxのスタンドアローンアプリとして利用できます。

macintosh.js Macintosh Quadra 900

 また、macintosh.jsにはトライアル版のAdobe Photoshop 3やPremiere 4, Illustrator 5.5, StuffIt Expander、Apple Web Pageのアーカイブに加え、NamelyやOregon Trail, Duke Nukem 3D, Civilization II, Alley 19 Bowling, Damage Incorporated, Dungeons & Dragonsなどのゲームタイトルが同梱されており、ホスト側のMacやWindows PCとディスクイメージをマウントしてデータをやり取りすることが可能です。

macintosh.jsに搭載されているアプリ

 macintosh.js for macOSのシステム要件はOS X 10.10 Yosemite以上で、macOS 10.15 Catalina以上でGatekeeperにブロックされずに実行できるようAppleの公証も取得しており、

Appleの公証を取得済みmacintosh.js

windows95リリース時にもライセンスの問題が話題になりましたが、macintosh.jsプロジェクトがオープンソースでInternet Archiveと同様に過去の知識と遺産を教育のために提供する目的で公開されているため、AppleやAdobeが申し立てなければBANされないと思われます(Appleの公証は特定のアプリのみを無効にすることも可能です)。

License
This project is provided for educational purposes only. It is not affiliated with and has not been approved by Apple.

felixrieseberg/macintosh.js: A virtual Apple Macintosh with System 8, running in Electron. – GitHub

コメント

  1. 匿名 より:

    すごいなー……

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