Apple、macOS 11 Big SurのTime Machin機能にAPFSフォーマットを採用。より高速でコンパクトなバックアップが可能に。

macOS 11 Big SurでAPFSとなったTime Machine macOS 11 Big Sur
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 AppleがmacOS 11 Big SurのTime Machin機能にAPFSフォーマットを採用しています。詳細は以下から。

macOS 11 Big SurのTime Machineのアイコン

 Appleは現地時間2020年10月、新しいコントロールセンターやウィジェットを採用しデザインを刷新した「macOS 11 Big Sur」をリリースしましたが、このmacOS 11 Big SurではmacOSのバックアップ機能「Time Machine」のデフォルトフォーマットがHFS+からAPFS(Apple File System)フォーマットに変更されています。

macOS 11 Big SurでAPFSとなったTime Machine

 AppleはWWDC2016でSSDなどのFlashストレージのI/Oに最適化され、より高速でセキュアなAPFSフォーマットを発表し、2017年にリリースしたmacOS 10.13 High Sierraでは、起動ボリュームを既存のHFS+からAPFSへ変更しましたが、Big Surでは起動ボリュームに加え、Time MachineボリュームもデフォルトでAPFSでフォーマットされます。

Time Machine APFS-formatted

 この変更はmacOS 11 Big Sur Beta 3からテストされており、AppleはBig Surでも引き続き既存のHFSフォーマットのTime Machineをサポートしているので、古いmacOSでフォーマット(HFS+)したTime Machineボリュームを接続しても利用できますが、

macOS 11 Big SurのTime Machineでサポートされているフォーマット

ディスクが既存のTime Machineバックアップを含むMac OS拡張フォーマットディスクの場合、ディスクの消去と再フォーマットは求められません。[…]Time Machineでは、Mac OS拡張フォーマット(ジャーナリング)、Mac OS拡張(大文字/小文字を区別、ジャーナリング)、およびXsanフォーマットのディスクでのバックアップもサポートされています。

MacのTime Machineに使用できるディスクの種類 – macOSユーザーガイド

あまりないケースだとは思いますが、新しいHDDやSSDをBig SurのMacに接続してTime Machineボリュームとして利用しようとするとAPFSでフォーマットされ、APFSに対応していない古いmacOSやWindowsではボリューム内の確認もできないので注意してください。

追記

 また、AppleはAPFSフォーマットのTime Machineバックアップにより、macOS 11 Big Surで作成したTime MachineバックアップはBig Surより古いmacOS(例えばmacOS 10.15 Catalinaなど)を搭載したMacと互換性がないと明記しているので、macOSのダウングレードをお考えての方はマニュアルでバックアップを作成する必要があります。

macOS 11 Big SurのTime Machineバックアップ

重要: Big Surを搭載したMacでバックアップを作成した場合、そのバックアップは古いバージョンのmacOSを搭載したMacとは互換性がありません。

MacでTime Machineを使ってファイルのバックアップを作成する – macOSユーザーガイド

コメント

  1. 匿名 より:

    HFS+のを古いバックアップを消さず変換はできないのかな

  2. 匿名 より:

    Big SurのTime MachineではBGMまで鳴るのか

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