macOS 11 Big Sur Betaを既存のmacOSと同じAPFSコンテナにインストールすると「互換性のないディスク」として認識され、ソフトウェア・アップデートがインストールできなくなるので注意を。

macOS 10.15 Catalinaの互換性のないディスク警告。 macOS 11 Big Sur
このディスクで使用されている機能は、このバージョンのmacOSには対応していません
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 macOS 11 Big Sur Betaを既存のmacOSと同じAPFSコンテナにインストールすると「互換性のないディスク」として認識され、ソフトウェア・アップデートがインストールできなくなるので注意してください。詳細は以下から。

ディスクユーティリティ

 Appleは2017年にリリースしたmacOS 10.13 High Sierra以降で新しいファイルシステムAPFSを導入し、このAPFSの”Space Sharing”機能により複数のファイルシステムが物理ボリューム上で空きスペースを共有できるようになったため、開発者はAPFSコンテナを作成し簡単にBeta版をインストール&テストすることが可能になりましたが、

HFS PlusとAPFSのボリュームの違い

APFS のおかげで、ベータ (プレリリース) 版の macOS を含む、複数のバージョンの macOS を今までよりずっと簡単に切り替えられるようになりました。
起動ディスクにボリュームを追加して、そこに macOS をインストールすれば、その macOS とほかのボリューム上の macOS を、それぞれが別個のディスク上にあるかのように切り替えて使うことができます。APFS の複数のボリュームでストレージスペースが共有されるため、新しいボリューム用に領域を予約する必要もありません。そのサイズは収容するコンテンツに合わせて自動的に調整されます。

個別の APFS ボリュームに macOS をインストールする – Apple Support

WWDC20で発表された次期macOS「macOS 11 Big Sur」のBeta版のテストも、macOS 10.15 Catalina Betaのリリース時と同じく、この方法でmacOS 10.15 CatalinaがインストールされているAFPSコンテナにBig Sur用のコンテナを作成しテストを行っていたところ、このBig SurのコンテナからCatalinaのコンテナに切り替えると、以下のようにCatalinaのコンテナが「互換性のないディスク」として認識され警告が出るようになっていました。

macOS 10.15 Catalinaの互換性のないディスク警告。

このディスクで使用されている機能は、このバージョンのmacOSには対応していません

Big SurとCatalina以前のコンテナを混ぜると危険

 この理由を調べていたところ、何人かの開発者の方が同じくBig SurとCatalinaを同じAFPSコンテナにインストールしたら「incompatible Disk (互換性のないディスク)」という通知がCatalinaで表示されたそうで、

そのスレッドをたどっていったところ、AppleはmacOS 11 Big Sur Beta 1で、既存のmacOSのシステムボリューム(デフォルトでは”Macintosh HD”)をmacOS 11 Big Sur Beta 1のシステムボリュームとして認識させているようで、これが既存のmacOSのシステムボリュームが互換性のないディスクだと認識される原因になっているようです。

macOS 11 Big Surのシステムボリュームが存在しない

 また、ApplemacOS 11 Big Sur Beta 1のリリースノートには、この問題のためだと思われる「macOS Big Sur 11 Betaを以前バージョンのmacOSと同じAFPSコンテナにインストールすると、以前のバージョンのmacOSでソフトウェア・アップデートがインストールできなくなる」という既知の不具合が記載されているので、

#64411484

If macOS Big Sur 11 beta is installed into the same APFS container as previous versions of macOS, system software updates can no longer be installed on the previous versions of macOS. (64411484)

macOS Big Sur 11 Beta Release Notesより

これからmacOS 11 Big SurのBeta版をインストールする方は問題が修正されるまで、APFSコンテナを分けるか外部ボリュームや仮想マシンにインストールしたほうが安全かもしれません。

Parallels DesktopとmacOS 11 Big Sur

コメント

  1. 匿名 より:

    既存環境に影響及ぼすんじゃコンテナの意味ないやんけー

  2. 匿名 より:

    なんという罠。

  3. 匿名 より:

    まさにこの方法で入れようとしてた時にこの記事に気づいた!ありがとう

    • 匿名 より:

      追記:外付けのディスクに入れてみたけど、Catalinaでそのディスクをマウントすると確かに「互換性のないディスク」と出ました。

  4. 匿名 より:

    何のためのコンテナ機能よw

  5. 匿名 より:

    まぁAppleだしMacだし。

  6. 匿名 より:

    Install〜.appダウンロードして上書きアップデートすればいけるか?
    それだとBig Surの環境を破壊しそうだけど・・・・

  7. 匿名 より:

    リカバリから起動しても削除できないので、
    外付けHDDにBig Surをインストールして、そこから起動して
    ようやく内蔵SSDのコンテナからBig Surのボリュームを削除できました。

    上に書いてある理由はおそらく違って、
    Big SurのAPFSボリュームは、Catalinaからマウントできないどころか
    正常なボリュームとして扱われないことが原因ですね。
    上のスクリーンショットのグレーになってるdisk1s9ってのが
    Big Surのシステムボリュームです。

  8. 匿名 より:

    CatalinaがBig Surボリュームをマウントできないだけみたいです。
    Big Surインストール後にCatalinaでリブートしたら件のアラートが表示されましたが、ソフトウェアアップデートmacOS 10.15.6 Beta(19G71a)は行えました。
    再起動後にアラートは表示されませんでした。

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