macOS 11 Big Sur Beta 3ではAPFSフォーマットのTime Machineバックアップ・ボリュームがサポートされ、よりコンパクトで高速、信頼性の高いバックアップが可能になったそうです。詳細は以下から。
Appleは現地時間2020年07月22日、WWDC20で発表した次期macOSとなる「macOS Big Sur 11 beta 3 Build 20A5323l」などを開発者向けに公開しましたが、このBeta 3からはmacOSのバックアップにAPFSフォーマットのバックアップ・ボリュームが利用できるようになっているそうです。
Time Machine
New Features in macOS Big Sur 11 Beta 3
- APFS-formatted backup volumes are now supported for faster, more compact, and more reliable backups. New local and network Time Machine backup destinations are formatted as APFS by default. Time Machine will continue backing up to existing HFS backup volumes. (65155545)<
リリースノートより抜粋
macOS Big Sur 11 Beta 3のリリースノートによると、Big SurではAPFSフォーマットのバックアップ・ボリュームを利用することが可能になったことで、より高速でコンパクトな信頼性の高いバックアップが可能になっており、既存のHFSバックアップ・ボリュームも引き続きサポートされますが、新規のローカル/ネットワークTime MachineのバックアップはデフォルトでAPFSフォーマットとなるそうです。
Appleは現在Time Machineのバックアップ・ボリュームにAPFSフォーマットをサポートしていないものの、macOS 10.15 CatalinaでAPFSの特性を利用し、システムボリュームをユーザーがRead/Writeできる「Macintosh HD – Data」ボリュームとRead-Onlyの「Macintosh HD」ボリュームに分けることで、macOS CatalinaのTime Machineではバックアップから「Macintosh HD」ボリュームを除外することが可能になり、
バックアップサイズの縮小と時間が節約されていますが、macOS 11 Big SurではAPFSフォーマットのTime Machineがサポートされることで、APFSのクローンやスナップショット機能を利用し、より高速なバックアップが可能になると思われます。
おまけ
また、macOS 11 Big SurではAPFSの特性を利用し、ユーザーがアップデートで作業を中断される必要がない(軽減される)「Snapshot Based Updates」というシームレスで高速なアップデート手法が導入されます。
- macOS Release Notes – Apple Developer Documentation
コメント
M1のMacBook Airを使用していますが、APFSでフォーマットしてからTimeMachineでバックアップを取り終わるとAPFS(大文字、小文字を区別)になります。
(何度か試しました)
これは正常な動作か分かりましたらお知らせ下さい。
宜しくお願い申し上げます。