SwiftUIやAppKitやCatalyst、Electron、QtなどMacのアプリケーションフォルダ内にあるアプリがどのようなフレームワークが利用されているかを特定してくれるMacアプリ「App Detective」がリリースされています。詳細は以下から。
Appleが2025年09月にリリースしたmacOS 26 Tahoeでは、ElectronがAppKitのプライベートAPI (_cornerMask)をオーバーライドしていたことが原因で、Electronフレームワークを利用したアプリを起動しておくと、GPU(WindowServer)使用率がスパイクしMacのパフォーマンスが低下/バッテリー駆動時間が削られる問題が発生していることから、
macOS 26 TahoeのWindowServer
自身が利用しているアプリがどのようなUI Tech Stack/Frameworksで開発されているかを知りたいユーザーも多いと思いますが、その様な場合に、Macのアプリケーションフォルダ内にあるアプリで利用されているフレームワークを分析＆特定してくれるアプリ「App Detective」が新たにリリースされています。
App Detective is a macOS application that analyzes and identifies the UI tech stacks used by macOS applications. It helps developers and users understand the frameworks and technologies behind their installed applications.
hewigovens/app-detective: Detect macOS apps’ GUI tech stack – GitHub
App Detectiveの使い方
App Detectiveを開発＆公開したのは東京でエンジニアをされているTao Xuさんで、使い方はアプリを起動してアプリケーションフォルダを指定する(デフォルトでは”/Applications”)だけでスキャンが開始され、フォルダ内のアプリが使用しているフレームワークを特定してくれます。
App Detectiveは“DetectService.swift“に記載されている通り、アプリの“Contents/Frameworks”や“Info.plist”をスキャンしてUIフレームワークを特定する方法が採用されており、SwiftUIやAppKit、Catelyst、ElectroやCEF (Chromium Embedded Framework)、Python、Qtなど以下のフレームワークを特定できるようになっています。
特定できるフレームワーク
| Native Apple Frameworks | Cross-Platform Frameworks |
|---|---|
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App Detectiveはオープンソース(MIT)で開発されており、システム要件はmacOS 14.6 Sonoma以降のIntel/Apple Silicon Macで、公式リポジトリにはTao Xuさんの開発者署名とAppleの公証を通過したアプリが公開されているので、利用しているアプリで利用されているUIフレームワークが気になる方は試してみてください。
おまけ
なお、同じくアプリで利用されているフレームワークを特定してくれるアプリに、元AppleのソフトウェアエンジニアのHelge Heßさんが開発した「5 GUIs (GitHub)」がありましたが、こちらはHelgeさんが多忙になりメンテナンスできなくなったとして現在Mac App Storeから取り下げられてしまっています。
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