消費者庁、Anker Japanがリコールを行っているモバイルバッテリー「Anker Power Bank (10000mAh, 22.5W)」で火災に至る事故が9月に2件あったとして情報を公開。

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 消費者庁がAnker Japanがリコールを行っているモバイルバッテリー「Anker Power Bank (10000mAh, 22.5W)」で火災に至る事故が9月に2件あったとして情報を公開しています。詳細は以下から。


 消費者庁は日本時間2025年10月28日、リコールが発表されている消費生活用製品で重大事故に至る可能性のあった報告18件を公表しましたが、その中でアンカー・ジャパン株式会社から同社が輸入したモバイルバッテリー(リチウム電池内蔵充電器)で火災に至る事故が2件あったと報告を受けたとして情報を公開しています。

Anker Power Bank (10000mAh, 22.5W)の火災事故

アンカー・ジャパン株式会社(法人番号:8010001151445)が輸入したリチウム電池内蔵充電器及び周辺を焼損する火災が発生しました。当該事故の原因は、現在、調査中です。

消費生活用製品の重大製品事故:リコール製品で火災等(リチウム電池内蔵充電器)(10月28日) – 消費者庁

 今回公開された事故の原因となったのは、Anker史上最多の全世界で600万台以上の販売を記録したモバイルバッテリー「Anker PowerCore 10000」の次世代モデルして2024年06月に発売されたモバイルバッテリーAnker Power Bank (10000mAh, 22.5W) (型番A1257)」で、同モデルは川崎市ふるさと納税での返礼品にもなっていたことから、対象台数が40万台を超えるリコールとなっています。

Anker Power Bank (10000mAh, 22.5W)の火災事故

過去1か月で5000点以上購入されたAnker Power Bank (10000mAh, 22.5W)

 報告によると、事故は今年09月19日と30日に発生し、車内や学校で周辺を焼損する火災が発生したそうで、Anker Power Bank (10000mAh, 22.5W)での火災は、06月08月の事故と合わせると、2025年内で5件となるようです。

Anker Power Bank (10000mAh, 22.5W)の火災事故

 Anker Japanは2025年06月からモバイルバッテリー回収受付フォームを公開し、回収対象製品かをシリアルナンバーで確認できるようにしているので、購入された/ふるさと納税での返礼品名として受け取った方はチェックしてみてください。

Anker Power Bank (10000mAh, 22.5W) A1257

2025年10月27日時点での回収率は47.8%となっているそうですが、数が多いためかカスタマーレビューを見る限り交換には時間がかかっているようです。

その他

 なお、Anker Japanは2025年10月21日にも、Anker史上最多の全世界で600万台以上の販売を記録したモバイルバッテリー「Anker PowerCore 10000」やBluetoothスピーカー「Soundcore 3」を含む4製品のリコールを発表しており、経済産業省への届け出(PDF)によると、Anker PowerCore 10000は国内での対象台数が410,124台、Soundcore 3は91,933台と50万台を上回り、

リコール情報

今回のリコール対象製品については、本日までに、同社から、消費生活用製品安全法第 35 条第 1 項に基づき、合計 41 件の重大製品事故報告がなされています。また、同社の他のリチウムイオン蓄電池搭載製品に関しても複数の重大製品事故報告を受けています。これまで同社の製品について複数回のリコールが実施されており、その対象台数は約50万台に上ります。

アンカー・ジャパンによるリコール(回収及び交換)実施について より

前回2025年06月の発表と合わせると約100万台のモバイルバッテリーやBluetoothスピーカーが確認の対象となるそうなので、これらの製品をお持ちの方は、Anker Japanの公式サイトでシリアルナンバーをチェックしてみてください。

商品名 型番 販売期間 対象台数
Anker PowerCore 10000 A1263 2022年12月25日~2025年10月21日 410,124台
Anker Power Bank (10000mAh, 22.5W) A1257 2024年5月16日~2025年6月6日 401,771台
Soundcore 3 A3117 2022年12月16日~2025年10月21日 91,933台
Anker 334 MagGo Battery (PowerCore 10000) A1642 2023年7月14日~2025年6月9日
(対象期間の拡大)
36,730台
Anker Power Bank (20000mAh, 22.5W, Built-In USB-C ケーブル) A1647 2023年11月28日~2025年4月14日
(対象期間の拡大)
24,483台
Anker MagGo Power Bank (10000mAh, 7.5W, Stand) A1652 2023年12月19日~2025年2月13日 15,018台
Soundcore Motion X600 A3130 2023年4月24日~2025年10月21日 11,200台
Anker PowerConf S500 A3305 2022年12月29日~2025年10月21日 8,980台
合計 1,000,239台

おまけ

 なお、経済産業省はこれまでの問題に対し、①リチウムイオン蓄電池に関する国内販売全製品を対象とした総点検の実施、②現在販売している製品についての製造・品質管理体制、③実施するリコールの周知・広報の実施状況、④実施リコールの進捗状況の報告を求めているそうです。

コメント

  1. 匿名 より:

    日頃訳あってリコール情報は見てるけど
    リコールの常連だったからみんな何ありがたがって買ってるんだろうと思って売ってたよ
    昔は良かったけど、同じ中華ならUGREENの方が値段も性能もまとも

  2. 匿名 より:

    消費者庁がリチウム電池とリチウムイオンバッテリーの区別がつかないとは

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